安藤洋子・酒井はな・中村恩恵、新作を世界初演「ダンスの系譜学」スタート

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「TRIAD DANCE PROJECT『ダンスの系譜学』安藤洋子×酒井はな×中村恩恵」が、昨日10月1日に愛知・愛知県芸術劇場 小ホールで開幕した。

安藤洋子「MOVING SHADOW」より。(c)Naoshi Hatori

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安藤洋子「Study #3」より。(c)Naoshi Hatori

酒井はな「瀕死の白鳥 その死の真相」より。(c)Naoshi Hatori

中村恩恵「BLACK ROOM」より。(c)Naoshi Hatori

これは、安藤洋子酒井はな中村恩恵の3名が、自身が培ってきたメソッドや、影響を受けたアーティストとの関係性を紐解くダンス公演。本公演で3名は、“振付の原点”と、その発展型となる“振付の継承 / 再構築”をテーマにした作品をそれぞれ披露する。

安藤は、“振付の原点”として、ウィリアム・フォーサイス振付の「Study #3」を島地保武と共に舞ったあと、“振付の敬称 / 再構成”として、自身の振付による「MOVING SHADOW」を木ノ内乃々、山口泰侑と共に上演。酒井は、“振付の原点”として、ミハイル・フォーキン原型、酒井改訂の「瀕死の白鳥」を披露し、“振付の敬称 / 再構成”では岡田利規の演出・振付による「瀕死の白鳥 その死の真相」を舞う。中村は、“振付の原点”で、イリ・キリアン振付の「BLACK BIRD」を踊り、“振付の敬称 / 再構成”として、自身の振付による「BLACK ROOM」を上演する。なお、「MOVING SHADOW」「瀕死の白鳥 その死の真相」「BLACK ROOM」は、いずれも世界初演となる。

中村は、本公演が昨年から今年に延期になったことに触れつつ、「新型コロナウイルスの影響により、私たちの日常は急激に変わりました。踊るということ、場を共有できること、そして生きているということが、すごく特別なことだと感じた1年半でした。今日このように皆さんと一つの空間で、時間を共有して過ごせたことにすごく嬉しく思います」とコメントした。公演は明日3日まで。

中村恩恵コメント

本公演は昨年の5月に上演の予定でした。

この約1年半は、試行錯誤をしながらある意味すごく長く感じていましたが、ここ最近はあっという間に時間が経つ感覚もありながら、もう少し練習したいと思う気持ちでいっぱいでした。

新型コロナウイルスの影響により、私たちの日常は急激に変わりました。踊るということ、場を共有できること、そして生きているということが、すごく特別なことだと感じた1年半でした。今日このように皆さんと一つの空間で、時間を共有して過ごせたことにすごく嬉しく思います。

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「TRIAD DANCE PROJECT『ダンスの系譜学』安藤洋子×酒井はな×中村恩恵」

2021年10月1日(金)~3日(日)
愛知県 愛知県芸術劇場 小ホール

「Study #3」よりデュオ

振付:ウィリアム・フォーサイス
出演:安藤洋子島地保武

「MOVING SHADOW」

振付:安藤洋子
出演:安藤洋子、木ノ内乃々、山口泰侑

「瀕死の白鳥」

原型:ミハイル・フォーキン
改訂・出演:酒井はな
チェロ:四家卯大

「瀕死の白鳥 その死の真相」

演出・振付:岡田利規
出演:酒井はな
チェロ:四家卯大

「BLACK BIRD」よりソロ

振付:イリ・キリアン
出演:中村恩恵

「BLACK ROOM」

振付・出演:中村恩恵

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