「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」映画化!高橋一生・飯豊まりえやスタッフ続投

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荒木飛呂彦原作のドラマ「岸辺露伴は動かない」の出演者、スタッフが再集結した映画「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」が5月26日に公開される。

「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」ティザービジュアル (c)2023「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」製作委員会 (c)LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社

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「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」の原作は、荒木による「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズのスピンオフ「岸辺露伴は動かない」のエピソードの1つ。2009年にフランス・ルーヴル美術館が国内外のマンガ家とコラボしたバンド・デシネプロジェクトのために荒木が描き下ろし、同美術館で初めて日本のマンガ家の作品が展示された。物語は「この世で最も黒く、邪悪な絵」の謎を追い、露伴がルーヴルを訪れるサスペンス。これまでのドラマ「岸辺露伴は動かない」では描かれることのなかった、露伴の知られざるルーツが明らかにされる。

映画ではこれまで2020年から2022年にかけて放送されたドラマと同じく、高橋一生が露伴、飯豊まりえが編集者の泉京香を演じる。スタッフもドラマの面々が続投し、監督を渡辺一貴、脚本を小林靖子、音楽を菊地成孔 / 新音楽制作工房、人物デザイン監修・衣装デザインを柘植伊佐夫が担当する。

昨年の秋から始まった日本国内での撮影は終了し、現在はフランス・パリでの撮影を継続中で、ルーヴル美術館をはじめとした名所での大規模ロケが行われているという。なおルーヴル美術館で映画の撮影許可が下りるのは異例で、日本映画としては2014年に公開された「万能鑑定士Q -モナ・リザの瞳-」以来2作目となる。

またティザービジュアルと、露伴と泉の掛け合いを切り取った超特報映像も解禁。高橋、飯豊、渡辺、小林からのコメントも到着した。パリでコメントを書いたという高橋は「今作は実写ドラマである『岸辺露伴は動かない』シリーズと地続きであることは大前提で、実際9話目にあたる物語になります。これ迄ドラマシリーズを観てくださった方はもちろん、独立した一つの作品としても、これまでの露伴の足跡をご存知ない方にも楽しんで頂ける映画作品になっていると思います」とアピール。飯豊は「ここまで長く皆さんに楽しみにしていただける作品に、また新しいエピソードが加わることをとても嬉しく思っています! 露伴先生と京香が、遠く離れたルーヴル美術館に隠された謎と、過去に向き合います! 是非これまで通り、楽しんで頂けたらと思っています!」と語った。

高橋一生 コメント

岸辺露伴という人間を演じさせていただいてから、3年目に入りました。
劇場版や映画版と銘打たない今作においても、岸辺露伴を演じ続けさせていただけていることは、僕の人生にとって非常に特異な出来事です。
今はパリの現場でこの情報解禁コメントを書いています。
周りにはドラマの第一期から岸辺露伴を作ってきた素晴らしい日本のチームが居ます。そこに日本の映画チーム、加えてここ数日は極めてプロフェッショナルで真摯な、これまで第一期二期三期を共に作ってきたかと錯覚する様なフランス現地のチームが合流し、唯一の作品が出来上がっていくのを目の当たりにしています。
第一期の撮影時、演出の一貴さんと、あくまで夢の話として「岸辺露伴ルーヴルへ行く」の話をしていました。
いつか実際に、パリで撮影が出来たら、と。
そして今、パリ市街の石畳の上、露伴として立っている自分に違和感を覚えていないのは、間違いなく、卓越したスタッフワークに支えられているからだと思います。異国においてもこれまでと何も変わらずに露伴で居られる事を、心から感謝しています。
今撮影しているフランスパートだけではなく、既に撮影を終えている日本パートも作品全体の重要な部分を担っています。
ジョジョの全作品においても大事な要素である血脈、受け継がれるもの、過去、が今作においても語られます。
それらと向き合うことは、今自分が存在していることに繋がります。
時間は誰にとっても優しくも残酷にもなりますが、例外なく今作の露伴にも、その存在を問いかけてきます。
今作は実写ドラマである「岸辺露伴は動かない」シリーズと地続きであり、シリーズ九話目とも言える物語になります。これ迄ドラマシリーズを観てくださった方はもちろん、独立した一つの作品としても、これまでの露伴の足跡をご存知ない方にも楽しんで頂ける映画作品になっていると思います。
劇場に足を運んでくださる皆さんにおかれましては、非常にユニーク(奇妙、特異、唯一)なこの作品を楽しんで頂ければと思っています。

飯豊まりえ コメント

「岸辺露伴は動かない」第三期ドラマは放送終了したばかりですが…
実は映画の撮影も密かに進行していました!
今期ドラマのラスト、私の台詞にもありましたが
露伴先生が遂にルーヴルへ!
私も担当編集として、パリに行けることになりました!
今回も引き続き、素敵ないつものチームに支えていただきながら新しいスタッフさんにも加わって頂き、
より一層心強く、素晴らしい環境のもと、
お芝居をさせていただけていることを
心から感謝しています!
フランスの現地スタッフさん達との撮影では
言葉の壁を越えて、大きな規模の作品作りが出来ている幸せを噛み締めていました。
忘れられない経験になりそうです。
ここまで長く皆さんに楽しみにしていただける作品に、また新しいエピソードが加わることを
とても嬉しく思っています!
露伴先生と京香が、遠く離れたルーヴル美術館に隠された謎と、過去に向き合います!
是非これまで通り、楽しんで頂けたらと思っています!

渡辺一貴 コメント

映画「暗殺の森」で描かれるパリは退廃的で陰鬱だ。人々が生を謳歌する「花の都」ではなく、死と倒錯の匂いが充満した「黒い街」。3年前にプロジェクトが始まって以来、「岸辺露伴は動かない」の映像ルック、美術設定、扮装表現は、常にこの映画から有形無形の大きな刺激を受けてきた。
撮影で訪れたパリは「暗殺の森」と同様、今にも落ちてきそうな厚くて重い雲に覆われ、凍てつく雨が降り続く、美しくも冷たい世界だった。
そこに今、岸辺露伴が立っている。
既視感と高揚感が入り混じる不思議な感覚。しかし感傷はない。
露伴は当たり前のように、そこにいる。いつものように、撮影は始まる。

小林靖子 コメント

初めて「岸辺露伴は動かない」を実写化するとお聞きした時、映画になるという想像はカケラもしていませんでした。またシリーズが回を重ねる度に皆で挙げていた原作候補に、この「ルーヴルへ行く」が入ることはありませんでした。そんなダブルでリアリティのない話が実現します。珍しく露伴自身がフォーカスされた物語です。ぜひ映画館で楽しんで頂ければと思います。

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(c)NHK

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てれびのスキマ/戸部田 誠 @u5u

小林靖子「ダブルでリアリティのない話が実現します。珍しく露伴自身がフォーカスされた物語です」/「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」映画化!高橋一生・飯豊まりえやスタッフ続投 - 映画ナタリー https://t.co/w8VW0GZkR3

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