2022年度新藤兼人賞の最終選考に片山慎三、のん、川和田恵真、満若勇咲ら10名が進出

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2022年度新藤兼人賞の最終選考に進む監督10名が決定した

新藤兼人賞の金賞受賞者に贈呈されるトロフィー。

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日本映画製作者協会に所属する現役プロデューサーが、その年度でもっとも優れた新人監督を選出する新藤兼人賞。今年度の候補には、「指名手配中の連続殺人犯を見た」と言い残して姿を消した父とその行方を追う娘の姿を描く「さがす」の片山慎三、コロナ禍で青春を奪われた美術大学生の姿をつづる「Ribbon」ののん、嵐莉菜と奥平大兼の共演作「マイスモールランド」の川和田恵真が名を連ねる。

さらに、部落差別の起源と変遷、現状を映し出すドキュメンタリー「私のはなし 部落のはなし」の満若勇咲、木竜麻生と藤原季節が共演した「わたし達はおとな」の加藤拓也、第75回カンヌ国際映画祭でカメラドール スペシャルメンション(特別賞)を受賞した「PLAN 75」の早川千絵、今村夏子の小説を映画化した「こちらあみ子」の森井勇佑が選出。

そして、実在の元刑事・西村虎男が本人役で出演する「とら男」の村山和也、第22回TAMA NEW WAVEコンペティションでグランプリを獲得した「ミューズは溺れない」の淺雄望、社員全員が同じ1週間を繰り返していくオフィスタイムループムービー「MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない」の竹林亮が最終選考に残っている。

金賞および銀賞の受賞者は11月21日に発表。受賞者には、正賞として新藤兼人がデザインしたオリジナルトロフィーが贈呈される。また副賞として、金賞受賞者には賞金50万円とUDCast賞、銀賞受賞者には賞金25万円を贈呈。授賞式は12月2日に東京・如水会館で開催予定だ。

2022年度新藤兼人賞 最終選考

片山慎三「さがす」
のん「Ribbon」
川和田恵真「マイスモールランド」
満若勇咲「私のはなし 部落のはなし」
加藤拓也「わたし達はおとな」
早川千絵「PLAN 75」
森井勇佑「こちらあみ子」
村山和也「とら男」
淺雄望「ミューズは溺れない」
竹林亮「MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない」

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