新藤兼人賞・金賞の森井勇佑「こちらあみ子」現場は“人生で一番楽しかった”

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2022年度新藤兼人賞の授賞式が本日12月2日に東京・如水会館で開催された。

左から深瀬和美、森井勇佑、川和田恵真。

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日本映画製作者協会に所属する現役プロデューサーが、その年度でもっとも優れた新人監督を選出する新藤兼人賞。本年度は2021年12月から2022年11月に1週間以上有料で劇場公開された、新人監督による長編作品201本が選考対象となった。

森井勇佑

金賞に輝いたのは「こちらあみ子」の森井勇佑。彼は「とても素敵な賞をいただけてうれしく思っております。(「こちらあみ子」は)去年の夏に作ったのですが、現場は今までの人生で一番楽しい時間でした」と振り返る。そして「スタッフ、キャストがこれ以上ないくらい最高のメンバーだった」と述べ、「今後も、人と人との間にある豊かさを大事にしていきたいと思います」と抱負を語った。

川和田恵真

マイスモールランド」で銀賞を手にした川和田恵真は「講評を聞いて悔しい思いも湧いてきたのですが、銀賞に選んでいただいたことを光栄に思っております」と挨拶。続けて「新藤監督が滞在されたという旅館の同じ部屋を訪れ、そこで『マイスモールランド』の脚本の1行目を書き始めました」と明かし、「映画を作ることで、自分が伝えたいことを表現していきたいです」と意気込んだ。

深瀬和美

協会加盟社からの推薦を募り、理事で構成される選考委員会にて受賞者を決定するプロデューサー賞は、「死刑にいたる病」の深瀬和美が受賞。深瀬は「白石(和彌)監督の手腕はもちろんのこと、人柄に魅了され、もう一度お仕事をしたいと思っておりました」と述べ「この賞に恥じないよう、インディペンデントの精神を持って挑戦し続ける作品を作っていきたいです」と伝えた。

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