「騎士竜戦隊リュウソウジャー」会見、主演・一ノ瀬颯「普通の大学生からヒーローに」

スーパー戦隊シリーズ第43作「騎士竜戦隊リュウソウジャー」のキャスト発表会見が、本日2月6日に東京・シアターGロッソにて開催された。

「恐竜」と「騎士」をモチーフに、リュウソウレッドらヒーローたちが、邪悪なドルイドン族と戦うさまを描く本作。天性の才能を持つ青年・リュウソウレッド / コウ役の21歳・一ノ瀬颯は、本作でデビューを飾る。大学の入学式で事務所にスカウトされたそうで「普通の大学生からヒーローになるなんて思っていませんでした。人生何が起こるかわからない」と主演を務める心境を語った。

冷静で仲間思いな努力家・リュウソウブルー / メルト役を務めるのは、「仮面ライダージオウ」の奥野壮も出場した第30回ジュノンスーパーボーイコンテストでグランプリに輝いた綱啓永（つなけいと）。「小さい頃から恐竜や剣が大好きだったので、リュウソウジャーには運命を感じました」と出演の喜びを語り「これ、作り話とかじゃないんです！」と付け足して笑いを起こした。

高貴な家柄の出身であり怪力の持ち主・リュウソウピンク / アスナ役で出演する元X21・尾碕真花（おさきいちか）は、メインキャストの紅一点。爆破シーンの撮影では、男性キャストが走るスピードを合わせてくれることになっていたが「本番、爆破にビビったメルトとトワに置いていかれたんです！」と裏話を明かした。

速さなら誰にも負けないリュウソウグリーン / トワ役を務める「花は咲くか」の小原唯和は、現在16歳でチーム最年少。仲を深めるために“敬語禁止令”が出されたことを告白するが、トワの兄であるリュウソウブラック / バンバ役・岸田タツヤに「最初は敬語を勘違いして、綱くんのことを『綱』って呼んでた（笑）」と暴露された。

そして彼らを居候させる古生物学者・龍井尚久役の吹越満は、1993年の「有言実行三姉妹シュシュトリアン」にフライドチキン男役で出演していた。今回もヒーロー役ではないことから「今日のリハーサルで『ヒーローの皆さんステージにお願いします』と呼ばれているのがうらやましかった」と残念そうに語る。また衣装の茶色いベストはこだわりのチョイスだそうで「レッド、ブルー、グリーン、ピンク、ブラックと来て……リュウソウ茶色！ってコンセプトです」と言うが、若手キャストから「ブラウンって言いましょう！」とツッコまれた。

ここで、はるか昔から地球を守ってきた騎士という設定にちなみ、キャストらが守りたいものを発表することに。岸田が「ルール」というフリップを掲げると、吹越も「俺ももし聞かれたら、まあ法律だろうなと（答える）」と笑いを誘う。そして岸田は「僕らは取材でも『初めからこんなに仲のいい戦隊は初めて』と言われるくらい、本当に仲がいいんです。ロケバスの中も本当にうるさくて……。ルールは守ろうな？ 特に赤と青な？」と、一ノ瀬と綱を見る。また一ノ瀬が「この5人はすごく仲がいいので、一丸となって、新時代を切り開く史上最高の戦隊にしたい」と言い、吹越が「俺も入れてくれねえかな？」と寂しがる一幕もあった。

質疑応答コーナーでは、それぞれの好きな戦隊ヒーローについて質問が。一ノ瀬は「百獣戦隊ガオレンジャー」、恐竜好きの綱は「爆竜戦隊アバレンジャー」、小原は「獣拳戦隊ゲキレンジャー」、岸田は「超力戦隊オーレンジャー」と答えていく。尾碕は「兄弟がいなくて戦隊ものには縁がなかったのですが『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察パトレンジャー』を観てハマりました。ミーハーですね（笑）」と笑い、吹越は「戦隊より仮面ライダーかなあ。あとは『シュシュトリアン』。10カ月以上関わった仕事なので忘れられない」と話した。

また会見では、テレビ朝日系にて2月17日から放送される「4週連続スペシャル スーパー戦隊最強バトル!!」に、リュウソウグリーンとリュウソウブラックが登場することも明らかに。デカマスター / ドギー・クルーガー役の稲田徹のアフレコに感動したという岸田は「（稲田に）『何かあったらいつでも連絡してくれ』と言われました」と笑顔を見せ、「これを観ていただくと、最高のテンションで『リュウソウジャー』を観られます。とにかく観てください！」とアピールした。

終盤には、幡野智宏がオープニングテーマ「騎士竜戦隊リュウソウジャー」、Sister MAYOがエンディングテーマ「ケボーン！リュウソウジャー」を歌唱。エンディング曲に合わせ、メインキャスト5人はダンスを披露した。

「騎士竜戦隊リュウソウジャー」は3月17日より、テレビ朝日系にて毎週日曜9時30分から放送される。

※記事初出時、作品名に一部誤りがありました。お詫びして訂正します。