遊び心を用いて真剣なアイデアへ、フォースド・エンタテインメントの公演がスタート

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フォースド・エンタテインメント「もしも時間を移動できたら」「リアル・マジック」が、本日10月20日に京都・京都芸術劇場 春秋座(特設客席)でスタートした。

フォースド・エンタテインメントによる公演の様子。(撮影:吉本和樹)

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フォースド・エンタテインメントは、1984年にイギリスで結成された団体。今回は本日10月20日と22日に「もしも時間を移動できたら」、22・23日に「リアル・マジック」が上演される。

フォースド・エンタテインメントによる公演の様子。(撮影:吉本和樹)

フォースド・エンタテインメントによる公演の様子。(撮影:吉本和樹)

「もしも時間を移動できたら」では“もしも過去や未来にタイムトラベルできるとしたら、どんなことをするか”という発想のもと、「友だちが失くしたものを見つけられるかも?」「戦争も止められる?」「金持ちになるには?」といったアイデアがモノローグ形式で語られる。また「リアル・マジック」では、パフォーマーの1人が頭の中に思い浮かべている言葉を、目隠しされた回答者が当てようとし、クイズマスターがあおっていくクイズショースタイルのステージが展開する。

2作品の演出を手がけるフォースド・エンタテインメント芸術監督のティム・エッチェルスは「『もしも時間を移動できたら』と『リアル・マジック』は、21世紀における演劇のあり方について、全く異なるアイデアを提示していますが、真剣なアイデアにたどり着くために遊び心を用いるという点では共通しています。それぞれの作品とも、観客は想像力を働かせ、そして作品と一緒に考えることができるのです」とコメントした。上演時間は「もしも時間を移動できたら」が約55分、「リアル・マジック」は約1時間40分。なお本作は「KYOTO EXPERIMENT 京都国際舞台芸術祭 2022」の一環として上演される。

ティム・エッチェルス コメント

フォースド・エンタテインメントは、KYOTO EXPERIMENTで作品を発表できることにワクワクしています。このプログラムに参加すること、そして初めて訪れる京都のお客さまと作品を共有できることは、大変喜ばしいことです。「もしも時間を移動できたら」と「リアル・マジック」は、21世紀における演劇のあり方について、全く異なるアイデアを提示していますが、真剣なアイデアにたどり着くために遊び心を用いるという点では共通しています。それぞれの作品とも、観客は想像力を働かせ、そして作品と一緒に考えることができるのです。このような素晴らしい招待をいただいたフェスティバルに感謝するとともに、まもなく観客のみなさんと交流できることを大いに楽しみにしています。

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「KYOTO EXPERIMENT 京都国際舞台芸術祭 2022」

2022年10月1日(土)~23日(日)
京都府 ロームシアター京都、京都芸術センター、京都芸術劇場 春秋座、THEATRE E9 KYOTO ほか

フォースド・エンタテインメント「もしも時間を移動できたら」「リアル・マジック」

2022年10月20日(木)、22日(土)・23日(日)
京都府 京都芸術劇場 春秋座(特設客席)

「もしも時間を移動できたら」

2022年10月20日(木)、22日(土)

新脚本・演出:ティム・エッチェルス
出演・コラボレーター:タイローン・ヒューギンズ

「リアル・マジック」

2022年10月22日(土)・23日(日)

演出:ティム・エッチェルス
考案・出演:ジェリー・キリック、リチャード・ロウドン、クレア・マーシャル

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