「月光のつゝしみ」は、同劇場の芸術監督である
岩松了コメント
「月光のつつしみ」は1994年の暮れに上演した作品です。田舎で優秀だと言われた姉弟が東京の街に出てきて凡庸な人になっている、それでも互いの存在に互いがこだわりを捨てきれない、その様を描こうと思いました。二人の出身地を城下町にしたくて金沢に行きました。自転車を借りて市内のいろんなところに行きました。あの時見た金沢城跡は今はすっかり様変わりしています。それでも、今度のピッコロの姉弟は大学の跡地になっている状況を語り合うでしょう。それもまた、こだわりを捨てきれない二人の故郷への思いになるのでしょう。
上演を楽しみにしています!
眞山直則コメント
「月光のつゝしみ」上演当時、岩松作品は〈静かな演劇〉と評される向きもありましたが、「俺の芝居に出てくる人物に、静かな奴は一人も居ない」と自身が語っていたことも知られています。30年近くを経て、ここ関西でピッコロ劇団員が〈静かでない者たち〉に新たな命を吹き込みます。
兵庫県立ピッコロ劇団 オフシアターVol.38「月光のつゝしみ」
2022年4月8日(金)~10日(日)
兵庫県 兵庫県立尼崎青少年創造劇場 ピッコロシアター 中ホール
作:
演出:眞山直則
出演:
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原 竹志 @hiratapipa
静かな演劇って誰がつけたんだろう。声に出してみるとなんかわらけてくる。しずかなえんげきしずかなえんげき https://t.co/2nxodbpu2M