エイチエムピー・シアターカンパニー「忠臣蔵」3部作の最終章、本日開幕

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エイチエムピー・シアターカンパニー「現代日本演劇のルーツIX『忠臣蔵・急 ポリティクス/首』」が、本日12月12日から14日まで兵庫のAI・HALLで上演される。

エイチエムピー・シアターカンパニー「現代日本演劇のルーツVIII『忠臣蔵・破 エートス/死』」より。(撮影:中谷利明)

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エイチエムピー・シアターカンパニー「現代日本演劇のルーツIX『忠臣蔵・急 ポリティクス/首』」チラシ表

エイチエムピー・シアターカンパニーの「現代日本演劇のルーツ」は、過去に日本で上演された名作戯曲を再構成するシリーズ。今回は「仮名手本忠臣蔵」を題材とした3部作の最終章となる。劇中では、忠義を尽くした赤穂浪士を、江戸中の人々が“義士”とたたえる中、死を待つ赤穂浪士たちの行方が描かれる。作を光の領地のくるみざわしん、演出・舞台美術を笠井友仁が担当する。

また各回終演後にアフタートークを実施。12日には追手門学院大学 国際教養学部講師の広瀬依子、13日には大阪大学 文学研究科教授の永田靖、14日には近畿大学 文芸学部 芸術学科舞台芸術専攻准教授の梅山いつきをゲストに迎える。なお千秋楽公演の収録映像が、2月10日から21日まで仮想劇場ウイングフィールドにてオンライン配信される予定。詳細はエイチエムピー・シアターカンパニーの公式サイトで確認を。

笠井友仁コメント

「現代日本演劇のルーツ」の目的は日本の伝統的な概念を再考することです。本シリーズ最新作「忠臣蔵・急 ポリティクス/首」は元禄時代の武士の姿をかり、現代の権力の問題を濃く描いています。「忠臣蔵・序」、「破」に続く今回は、切腹した浅野内匠頭の家臣である赤穂浪士が吉良上野介を討った後、江戸幕府から処分が下り、彼らが切腹するまでの約2カ月間を描いています。江戸中の人々が主君の仇を討った赤穂浪士を「義士」と称えたため、幕府は彼らの処分に困っていました。そのような中でどのようにして赤穂浪士の処分は決まったのか。そして処分が下されるまで、大石内蔵助ら赤穂浪士は何をしていたのか。エイチエムピー・シアターカンパニーの「忠臣蔵 三部作」の完結編にして最高傑作です。

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エイチエムピー・シアターカンパニー「現代日本演劇のルーツIX『忠臣蔵・急 ポリティクス/首』」

2020年12月12日(土)~14日(月)
兵庫県 AI・HALL

作:くるみざわしん
演出・舞台美術:笠井友仁
出演:高安美帆、ナカメキョウコ、水谷有希、河上由佳、条あけみ、はたもとようこ、大熊ねこ、せせらぎよし子、杉江美生、林田あゆみ

※高安美帆の「高」は、はしご高が正式表記。

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