ニットキャップシアター、サハリン島の家族の100年描く「チェーホフも鳥の名前」

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ニットキャップシアター「チェーホフも鳥の名前」が、8月31日から9月2日まで兵庫のAI・HALLで上演される。

ニットキャップシアター 第39回公演「チェーホフも鳥の名前」チラシ表

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今年旗揚げ20周年のニットキャップシアターが今回挑むのは、日本とロシアに挟まれたサハリン島にまつわる物語。劇中ではサハリンのとある街と、その街に暮らす家族の約100年が描かれる。

作・演出を務めるごまのはえは、「資料の束を前にこれは体力勝負だと、酒もたばこもやめて仕事にかかりましたが、脂肪肝から肝炎の一歩手前まで来てしまい、死ぬ思いで戯曲を書きあげました。この創作を通じて私はサハリンのこと、酒だけが脂肪肝の原因ではないことを知りました」とコメントしている。

ごまのはえコメント

「あの島はなんだ?」
北海道の北にある島はなんだ。昔からそう思っていました。大きくて、近くて、それでいて情報が少ない。チェーホフを知り、その作品の面白さがだんだん分かりだした頃、チェーホフがあの島、サハリン島に来たことを知りました。
「あの島はなんだ?」。それは素晴らしい問いでした。その問いを持って本屋に行くと関係する本たちが、子犬のように寄ってくるのです。チェーホフはもちろん、宮沢賢治、北方少数民族、近代化、戦争、引揚げ等々。大きくて、近くて、それでいて情報がすくないと思っていたあの島は、沢山の記憶を抱えて人の訪れを待っていました。資料の束を前にこれは体力勝負だと、酒もたばこもやめて仕事にかかりましたが、脂肪肝から肝炎の一歩手前まで来てしまい、死ぬ思いで戯曲を書きあげました。この創作を通じて私はサハリンのこと、酒だけが脂肪肝の原因ではないことを知りました。

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ニットキャップシアター 第39回公演「チェーホフも鳥の名前」

2019年8月31日(土)~9月2日(月)
兵庫県 AI・HALL

作・演出:ごまのはえ
出演:門脇俊輔、高原綾子、澤村喜一郎、仲谷萌、池川タカキヨ、千田訓子、西村貴治、山岡美穂、黒木夏海、尾鳥英二
パーカッション:田辺響

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