サハリンを舞台に自然と生きる人々を描く、ニットキャップシアター「チェーホフも鳥の名前」

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ニットキャップシアター「チェーホフも鳥の名前」が、1月14日から17日まで兵庫のAI・HALL、26日から30日まで東京の座・高円寺1にて上演される。

ニットキャップシアター「チェーホフも鳥の名前」より。(撮影:井上大志)

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ニットキャップシアター第41回公演「チェーホフも鳥の名前」チラシ

これは2019年に初演され、第64回岸田國士戯曲賞最終候補となった作品。本作では、サハリンの“チェーホフ”という街を舞台にした物語が展開する。作・演出を手がけるごまのはえは、上演に向けて、「この二年の間に本当に色んなことがありました。ヒトにとって自然はあまりにも厳しく、生き延びるためにヒトは文化や社会と言われるモノを築きました」と言い、「自然に、社会に追い詰められたとき、本当に頼りになるものは何か? いま私たちが一番知りたい、感じたいことが、この作品には描かれています」とコメントしている。上演時間は休憩を含む約3時間を予定。

ごまのはえコメント

この作品は2019年夏に初演された作品です。この二年の間に本当に色んなことがありました。ヒトにとって自然はあまりにも厳しく、生き延びるためにヒトは文化や社会と言われるモノを築きました。けれどこの二年間で私がたびたび見たのは、文化や社会が個人を押しつぶしてゆく光景です。そしてこの「チェーホフも鳥の名前」を振り返った時、舞台「サハリン」もまた一人一人が生活を守るために逃げたり、隠れたり、従ったり、戦ったりする歴史の繰り返しであることに気づきました。自然に、社会に追い詰められたとき、本当に頼りになるものは何か? いま私たちが一番知りたい、感じたいことが、この作品には描かれています。

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ニットキャップシアター 第41回公演「チェーホフも鳥の名前」

2022年1月14日(金)~17日(月)
兵庫県 AI・HALL

2022年1月26日(水)~30日(日)
東京都 座・高円寺1

作・演出:ごまのはえ
出演:門脇俊輔、高原綾子、澤村喜一郎、仲谷萌、池川タカキヨ、西村貴治、山谷一也、千田訓子、山岡美穂
パーカッション:田辺響
歌:黒木夏海

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