テクノロジーが愛をどこまで補えるか、宮田慶子演出「プライムたちの夜」日本初演

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「プライムたちの夜」が、11月7日から26日まで東京・新国立劇場 小劇場で上演される。

新国立劇場 開場20周年記念 2017/2018シーズン「プライムたちの夜」出演者。左から浅丘ルリ子、香寿たつき、佐川和正、相島一之。

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本公演は、海外の上質な新作をいち早く日本に紹介する新国立劇場のセレクション企画第5弾。「負傷者16人」「永遠の一瞬」「バグダッド動物園のベンガルタイガー」「フリック」に続く最新作に選ばれたのが、アメリカの新進作家ジョーダン・ハリソンによる本作「プライムたちの夜」だ。2014年にアメリカ・ロサンゼルスで初演、2015年にピュリツァー賞の最終候補作品となり、オフ・ブロードウェイで再演、さらには映画化もされた。

とある家の居間には、85歳のマージョリーが30代のハンサムな男性と会話している。しかし、その話し相手は、実は亡き夫の若き日の姿に似せたアンドロイドで……。薄れゆくマージョリーの記憶を止めようとする娘夫婦の姿から、テクノロジーが愛をどこまで補えるかを問う。

演出を手掛けるのは、同劇場の演劇部門芸術監督の宮田慶子。出演者には同劇場初登場となる浅丘ルリ子をはじめ、香寿たつき佐川和正相島一之が名を連ねている。なお本作は11月29日に兵庫・兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホールでも上演される。新国立劇場の公演ページでは、メディアアーティストの市原えつこによるコラム「アンドロイドと今 ~『プライムたちの夜』の世界はやってくるのか」を掲載中だ。

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新国立劇場 開場20周年記念 2017/2018シーズン「プライムたちの夜」

2017年11月7日(火)~26日(日)
東京都 新国立劇場 小劇場

2017年11月29日(水)
兵庫県 兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール

作:ジョーダン・ハリソン
翻訳:常田景子
演出:宮田慶子
出演:浅丘ルリ子香寿たつき佐川和正相島一之

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市原えつこ / Etsuko Ichihara @etsuko_ichihara

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