マイベストトラック2021 Vol.5 [バックナンバー]

ラッパー編

guca owl、NENE(ゆるふわギャング)、BIM、Mamiko(chelmico)、Meta Flower(LSBOYZ)、森(どんぐりず)が選ぶ2021年の3曲

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Mamiko(chelmico)

Spencer.「MyLuv」

スティル・ウージー「That's Life」

ロン・エヴァレット「Pretty Little Girl」

Pretty Little Girlの再生はこちら

・Spencer.「MyLuv」

ギターのリフが良すぎて、聴き始めてすぐにlikeボタンを押してました。同じループでほぼ展開もなく、2分で終わる潔さ。フックも分かりやすい歌詞で歌いやすいし、バースがひとつしかなくて、そこを盛り上がりのマックスにしているところがドストライクでした。私は特に盛り上げようとか考えてなさそうな曲が基本的に好きです。この人は「いい感じのできたからリリースしちゃお」みたいな感じでいつもシングルでだしていて(多分)(その感じが好き)、2021にアルバムがやっと出たので嬉しい~。よく聴きました。

・スティル・ウージー「That's Life」

本当にStill Woozy大好き。アルバムを出してくれてありがとう。この人は本当に1音目から良すぎることで私の中で定評があるんですが、この曲もそう。メロディも一度聴いたら離れないし、声とトラックの音のバランスが良すぎる。張り上げない声の出し方と、コーラスの入れ方も天才。歌詞と音のバランスも良いし、1:41からのフックの入り方が気持ち良すぎる。家でずっと歌ってました。これのアコースティックバージョンとかあったら是非聴きたいです。

・ロン・エヴァレット「Pretty Little Girl」

実はリリースは1977年のもの。2021年にデジタル・リマスタリングでサブスクにでてきました。Pistachio Studioのtajima halに教えてもらって、それからアルバム単位でリピートしまくり。ありがとうタジマ。当時身内とかに配るくらいしか作っていなかったみたいで、いまこうして聴けていることに感謝。あーいまドラムは左で叩いてるなとか、どんな顔して演奏してるかを勝手に想像してみたり。とても楽しい。で、その中でもこの曲はながら聴きしててもハッとさせられて、ついボリュームを上げちゃう1曲。楽しい中にリラックスがある音で、楽器の音もシンプルだから、声と歌詞がとても入ってくる。歌声が両耳にブレながら入ってくるところも含めて大好き。良い曲、良い歌はどんな録りだって最高なんだな。

プロフィール

Mamiko(マミコ)

友達のRachelと結成したラップユニット・chelmicoとして2014年に活動を開始。ワーナーミュージック内のレーベルunBORDEからメジャーデビューし、これまで「POWER」「Fishing」「maze」という3枚のアルバムをリリースしている。2017年にソロ作「Deep green」をリリースし、STUTS、TOSHIKI HAYASHI(%C)らの作品にもゲストボーカルで参加。2021年8月にソロとして初のフルアルバム「ms」をリリースした。

suzuki mamiko HP
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Meta Flower(LSBOYZ)

Marina Herlop「miu」

セノオGEE「常新」

COCO VOCs「Surgical Tetra」

・Marina Herlop「miu」

PANっていうレーベルが大好きでずっとチェックしてる。
インスタレーションやパフォーマンスと音楽の境界線を感じさせないアーティストが多く、リリースのアプローチや作品の文章化までが素晴らしい。
オーナーのBill KouligasとAmnesia Scannerをアテネで見た事が人生を大きく変えました。
この曲は映像の生命感がとても美しい上に、牛と信頼関係を築くというかなりの時間と体力を感じました。

・セノオGEE「常新」

自分が1番影響を受けたラッパー。
2010年くらいから2017年までの間、スラジュさん事件(ガーナ国籍男性を東京入管が成田から強制送還する際に手錠やタオルなどを使用して制止し亡くなった)を最高裁まで親族と共に戦った人物。
ここ最近になって入管の事件は浮き彫りにされ騒がれているけれど、この人はもっと前から戦っていた。政治家も今になって慌てて票を稼ぐために動き出したが俺から見たらどいつもコイツも話題に便乗したアクティビストまがい。真実に目を通してほしいし、その人の声を聞いてほしい。
以下、事件の詳細
ABUBAKAR AWUDU SURAJさん死亡の件について抗議します

・COCO VOCs「Surgical Tetra」

LSBOYZの仲間なんだけど彼と音楽の話はずっと気が合う。というか、本当に感度がいいんだなこの人って感じ、驚かされる。作品において、何が良くて何が悪いかの判断が物凄くしっかりしてるんだよね。
この曲は彼のパートナーの亡き父親が住んでいた土地のミュージシャンとセッションしているのだけど、その男達の気持ちのセッションがすごくドラマチックに描かれている。

プロフィール

Meta Flower(メタフラワー)

1994年、神奈川県生まれのラッパー、彫刻家。18歳の頃からヒップホップクルー・LSBOYZのメンバーとして活動しており、2020年1月にソロ作品「DADA」、同年12月にクルーとしての1stアルバム「LSBOYZ」をリリースした。彫刻とラップという2つの表現方法を持っており、どちらも「人生」や「人間関係」をテーマとしている。

Meta Flower (@MetaFlower_wf) | Twitter
Meta Flower (@metaflower_w.fl) | Instagram

森(どんぐりず)

グリーンティー・ペン「Nah Ain't The Same」

BUSDRIVER「Right before the Miracle」

Wildcoockie「Serious Drug」

Serious Drug (feat. Freddie Cruger & Anthony Mills)の再生はこちら

・グリーンティー・ペン「Nah Ain't The Same」

去年1番くらったアルバムから1曲! ボーカルから展開からずっとマジサイコーっす

・BUSDRIVER「Right before the Miracle」

おれがずっと好きな曲! 狂っててマジサイコーっす

・Wildcoockie「Serious Drug」

ぶちあがっていきましょ

プロフィール

森(モリ)

群馬県桐生市出身のラッパー。トラックメイカー / プロデューサーのチョモとの2人組ユニット・どんぐりずとして活動している。2021年にリリースした「NO WAY」は中南米諸国を中心にストリーミングヒットを記録。世界18カ国でSpotifyバイラルチャートにランクインし、チリ、メキシコ、アルゼンチンでは1位を獲得した。音源、映像、アートワークに至るまでセルフプロデュースを一貫し、ファンを増やしている。

どんぐりず(DONGURIZU) - official site

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音楽ナタリー @natalie_mu

【マイベストトラック2021】ラッパー編

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・NENE(ゆるふわギャング)
・BIM
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・Meta Flower(LSBOYZ)
・森(どんぐりず)
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