XIIXの新たなテーマは「自分は自分で人は人」、新曲も交えて提示した次なるステージ

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XIIXの東名阪ツアー「XIIX LIVE TOUR『Border=Border ~2&5~』」が、5月13日から3公演にわたり開催された。

XIIX(Photo by Viola Kam[V'z Twinkle])

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今回は昨年8月に行われたツアー「2&5」と同様、斎藤宏介(Vo, G)と須藤優(B)の2人編成とサポートメンバーを加えた5人編成という2パターンのパフォーマンスを披露。より広がりを増した音楽性を各地のファンにアピールした。この記事ではツアー初日の東京・Zepp Haneda(TOKYO)公演の模様をレポートする。

XIIX(Photo by Viola Kam[V'z Twinkle])

昨年の「2&5」は斎藤と須藤の2人編成で幕を開けたが、今回はサポートメンバーの岡本啓佑(Dr)、粂絢哉(G)、山本健太(Key)を加えたバンド編成でライブをスタート。「月と蝶」のソリッドなサウンドで満員のオーディエンスを一気に惹きつけると、続く「ilaksa」のグルーヴでフロアを自在に揺らした。「まずは5人のXIIXをお楽しみください」と観客に呼びかけた斎藤は「シトラス」でハンドマイクを握り、ステージ中央のお立ち台に上がって煽ったり、腰を下ろしてリラックスした様子を見せたりと自由なパフォーマンスを展開する。かと思うと「XXXXX」では鮮烈なライティングとともにトリッキーなアンサンブルを響かせ、オーディエンスを翻弄した。

「Answer5」を終え、岡本、粂、山本がステージを去ったあと、斎藤から「やっと2人になれたね?」と語りかけられた須藤は「……怖っ(笑)」と怯えた表情を見せて観客を笑わせる。2024年に入ってのXIIXのライブは3月に行われた自主企画「Eleven Back vol.2」を含めてもまだ3本目。斎藤は「今日は何より自分たちが楽しもうと思ってきました」と、今回のツアーに懸ける意気込みを明かした。

XIIX(Photo by Viola Kam[V'z Twinkle])

2人はアコースティックギターとベースのみのシンプルな編成で「Endless Summer」「タイニーダンサー」を披露。斎藤の涼やかな声と須藤のコーラスの美しいハーモニーに、オーディエンスはじっくりと耳を傾ける。「おもちゃの街」で力強いギターのストロークと芳醇なベースラインをフロアに響かせたあと、斎藤は「じゃあ、ひさしぶりに例のやつやりましょう」と話し、ルーパーで取り込んだ観客のハンドクラップに乗せて「LIFE IS MUSIC!!!!!」をパフォーマンス。オーディエンスとの一体感を高めたあと、2人は「アカシ」「ハンドレッドグラビティ」を演奏し、場内の熱気を再び上昇させていった。

左から須藤優(B)、粂絢哉(G)、斎藤宏介(Vo, G)。(Photo by Viola Kam[V'z Twinkle])

サポートメンバーが再びステージに戻り、ライブ終盤はバンド編成でのパフォーマンスを再開。「Halloween Knight」の艷やかなサウンドを届けたあと、「あれ」の間奏では斎藤と須藤、粂がお立ち台に上がってのパフォーマンスを繰り広げ、フロアの大歓声を浴びた。山本が奏でるエモーショナルなピアノイントロから始まった「スプレー」では、5人のたおやかなアンサンブルにオーディエンスが心地よさそうに体を揺らす。本編ラストは「Vivid Noise」で締めくくられた。

アンコールで「Saturdays」をしっとりと披露したのち、斎藤と須藤はひさびさのツアーを迎えた心境を改めて語り始めた。XIIXとしてのライブは「いつも“ひさしぶり”になる」とこぼした斎藤の「もっとやってたいよ。公園とかでやる?」という提案に、須藤は「2人の予定が合う時間なら……朝6時とか?」と返して笑いを誘った。和やかなやり取りのあと、斎藤はセルフタイトルのアルバム「XIIX」をリリースしたあとにバンドとして追求したいテーマが「自分は自分で人は人」だと語る。「人にはそれぞれの形があって、その形を変えてまで人と接していく必要はなくて。『Border=Border』にも『それぞれの形のまま、境界線同士が接した部分が本物であればいい』という思いを込めています」と、ツアーのタイトルに込めた思いを明かした。

「今後XIIXはそういうふうに音楽と付き合っていきたいという表明です。そして勢い余って新曲も作ってしまいました」と斎藤が話すと、場内からはすさまじい歓声が起こった。ここで5人が披露した新曲のタイトルはすばり「Border=Border」。カラフルなビートに乗せた斎藤のラップから始まるこの曲で、XIIXはバンドの新たな形をオーディエンスに強烈にアピールする。自分らしくありのままに進むことを歌った歌詞、これまでの楽曲とはまったく異なるサウンドを、観客は驚きと喜びが混じった表情で楽しんでいた。

なお結成5周年を迎える10月にはバンド編成で巡る全国ツアーの開催が決定した。このツアーは10月15日の愛知・名古屋市公会堂からスタートし、全7公演を開催。オフィシャルサイトでは明日5月17日12:00よりチケットの先行予約を受け付ける。

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セットリスト

「XIIX LIVE TOUR『Border=Border ~2&5~』」2024年5月13日 Zepp Haneda(TOKYO)

01. 月と蝶
02. ilaksa
03. No More
04. シトラス
05. XXXXX
06. Answer5
07. Endless Summer
08. タイニーダンサー
09. おもちゃの街
10. LIFE IS MUSIC!!!!!
11. アカシ
12. ハンドレッドグラビティ
13. Halloween Knight
14. あれ
15. うらら
16. スプレー
17. Vivid Noise
<アンコール>
18. Saturdays
19. Border=Border(新曲)

公演情報

XIIX LIVE TOUR 2024「タイトル未定」

2024年10月15日(火)愛知県 名古屋市公会堂
2024年10月18日(金)北海道 札幌PENNY LANE24
2024年10月20日(日)宮城県 仙台PIT
2024年10月24日(木)東京都 LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)
2024年10月26日(土)大阪府 NHK大阪ホール
2024年10月30日(水)福岡県 DRUM LOGOS
2024年10月31日(木)広島県 広島CLUB QUATTRO

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しゃい📎 @syaininon

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