松山ケンイチと長澤まさみが対峙「ロストケア」初映像、森山直太朗が主題歌書き下ろし

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松山ケンイチ長澤まさみの共演作「ロストケア」の特報映像がYouTubeで公開された。

「ロストケア」ティザーポスター

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「ロストケア」

葉真中顕の同名小説を前田哲が実写化した本作。献身的な介護士として慕われながら、42人もの人間を殺めた青年・斯波宗典と、彼が勤める訪問介護センターで老人の死亡率が異常に高いことを突き止めた検事・大友秀美が対峙するさまを描いた社会派エンタテインメントだ。

本作初の映像には、斯波と大友の証人尋問シーンが収められている。また主題歌は森山直太朗が本作のために書き下ろした新曲「さもありなん」に決定。森山、前田、プロデューサー・有重陽一のコメントは以下の通り。

「ロストケア」は2023年3月に全国ロードショー。

森山直太朗 コメント

森山直太朗

前田監督からお話をいただき「さもありなん」という曲ができました。
介護という一つのテーマでも生きている人の数だけ無数の問題と途方もない答えがあって、何が善で悪なのかはそれぞれ倫理観、置かれている立場によって異なります。
大切なのはその「異なり」を寄り添い見守ること。
是か非か、ありか無しかを問い合うより無意識の視点で相手の想いを感じること。
「さもありなん」はそんな普遍の優しさから生まれた一曲です。
泡と化す宇宙の言葉。境のない世界になることを願いながら。

前田哲 コメント

前田哲

森山直太朗さんに、映画のイメージを掴んでもらうため編集前の一部の映像をご覧いただきました。
森山さんは映画のテーマを深いところで感じとられ、私が思い描いていたものからさらに飛躍させた素晴らしいアイデアを提案してくれました。
森山さんが映画と真摯に向き合ってくださった結果。
映画を大きく包み込んでくれた、真の意味での映画主題歌を作ってくれました。
私は初めて聴いた時の、心にゆっくりと沁みていき魂が解き放たれる感覚を一生忘れません。
森山さんに出会えたことは、映画にとっては必然であり、私にとっては感謝とともに貴重な同志を得た気持ちです。ありがとうございました。

有重陽一(プロデューサー)コメント

2025年、団塊の世代と言われる800万人が75歳以上となり、国民の4人に1人が後期高齢者となる日本は超高齢化社会を迎えます。そんな時代だからこそ介護、親子という題材を真正面に見据えた映画を製作したいと思いました。映画では答えの見えない問題を描きつつ、それでも生きてゆくという希望を感じてもらいたい。そんな話を監督とする中で主題歌は森山直太朗さんに是非お願いしたいと思いました。森山さんに書き下ろしていただいた楽曲「さもありなん」は我々の理想の楽曲であり、ラストに流れるこの曲が必ずや観客の心を癒してくれるだろうと思っています。

この記事の画像・動画(全8件)

(c)2023「ロストケア」製作委員会

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原作:葉真中顕『ロストケア』光文社文庫

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