お母さんじゃない…南沙良主演「この子は邪悪」公開、大西流星や桜井ユキ、玉木宏も参加

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南沙良の主演映画「この子は邪悪」が2022年に公開。大西流星なにわ男子)、桜井ユキ玉木宏も出演する。

南沙良演じる窪花。

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本作は、TSUTAYA CREATORS' PROGRAM FILM 2017で準グランプリに輝いた作品が映像化されたもの。かつて一家で交通事故に遭い、心に深い傷を抱える少女・窪花(くぼはな)が主人公の物語だ。ある日突然、父が5年間の植物状態から目を覚ました母を連れて家に帰ってくるが、花は「この人、お母さんじゃない」と違和感を覚える。

監督・脚本は「町田くんの世界」「ノイズ」などに脚本家として携わった片岡翔。彼は「先の読めない展開を練りに練り、想像できないエンディングを用意しています。観て損はさせません」と本作をアピールする。

大西流星演じる四井純。

花役の南は「この物語の不思議な世界観に、私自身引き込まれる瞬間が何度かありました。家族の形というものが複雑化していく中で、『愛』の形を考えることのできる作品だと思いますので、皆様是非ご覧ください」とコメント。母の心神喪失の原因を探る高校生・四井純役の大西は「名前の通りとても純粋で、母親の謎の病の原因を探るべく自分から行動できる子です。実際の僕自身より遥かに大人で逞しいなと思いました」と役どころについて語る。

桜井ユキ演じる窪繭子。

玉木宏演じる窪司朗。

そしてどこか怪しげな雰囲気を持つ花の母親・窪繭子役の桜井は「『~だろう』をたくさん裏切られていく映画です」と、花の父で心理療法室院長・窪司朗役の玉木は「人が当たり前に抱いている家族を想う事、人を想う感情をグルッと回ってもう一度考えさせられる様な不思議な魅力のある映画だと思います」と心境をつづった。

「この子は邪悪」は全国でロードショー。

南沙良 コメント

過去に辛い経験があり暗いものを抱えている難しい役でしたが、とてもあたたかい現場でリラックスしてお芝居をすることが出来ました。
初めて共演させていただいた大西さんは、お芝居の合間に台本を確認していたりとても真面目な印象が残っています。
今回、初めて挑戦させていただくテイストの作品だったので少し緊張していましたが、監督とお話を重ねながら丁寧にお芝居をさせていただきました。
お芝居をしているなかで、この物語の不思議な世界観に、私自身引き込まれる瞬間が何度かありました。家族の形というものが複雑化していく中で、「愛」の形を考えることのできる作品だと思いますので、皆様是非ご覧ください。

大西流星 コメント

僕が演じた四井純くんは、名前の通りとても純粋で、母親の謎の病の原因を探るべく自分から行動できる子です。実際の僕自身より遥かに大人で逞しいなと思いました。普段感じることのない感情になり、演じるのは難しかったですが、監督と話し合いながら純くんの人柄や作品の世界観を作り上げることができ、自分にとって勉強となる時間でした。
南さんは年下ながら、僕よりしっかりとされていて、自分を持っている俳優さんです。玉木さんは色々と気に掛けてくださり、撮影中はまだCDデビューが決まっていなかったので、「デビューできるといいね」と仰ってくださったのも嬉しかったです。
「この子は邪悪」は不思議な世界観で引き込まれていく映画となっています。人間模様がリアルに描かれており、所々ヒヤッとするシーンもあります。様々なキャラクターの視点でご覧いただくと、より楽しめると思います。

桜井ユキ コメント

脚本の前半は隙のない完璧な母親というイメージだったのですが、後半にかけての変化に「完璧」を求めるからこその脆さ、揺るがない思いに自分が演じる役ながらも恐怖を感じました。
現場の思い出は、真夏だった事もありとにかく暑かったです(笑)。ただ、そんな中の連日の撮影だったので夏の思い出みたいな現場でした。その中でも家族全員で集まるシーンはとても印象深く残っています。幸せなシーン、シリアスなシーン、両方とも。
「~だろう」をたくさん裏切られていく映画です。様々な愛の形を皆さまに観て頂きたいですし、最後まで見届けて頂けたらと思います。

玉木宏 コメント

台本を読み終わった時、静かで怖くて不思議な話だけど、共感出来る。そう思いました。私が演じたのは何の変哲もない、妻や子供、家族に対し愛情深い男です。この作品の中で起こることは、実際には起こり得ない事だと思いますが、もしかしたら、いつかどこかで起こり得るかもしれないと思わされる怖さがあります。
南さんは、凛とした佇まいで、静かな強さを感じる女性でした。撮影は酷暑で、皆朦朧としながら撮影していましたが、南さんは集中力が高く頼もしかったです。大西くんは、撮影時はまだ「なにわ男子」としてのデビュー前でしたが、真摯に撮影に臨む姿がキラキラしていて、心根の優しさもある華のある男性だと思いました。
人が当たり前に抱いている家族を想う事、人を想う感情をグルッと回ってもう一度考えさせられる様な不思議な魅力のある映画だと思います。ご期待ください。

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(c)2022「この子は邪悪」製作委員会

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