“アニメ未経験”藤井道人が「攻殻機動隊 SAC_2045」劇場版の監督を引き受けた理由とは

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攻殻機動隊 SAC_2045 持続可能戦争」の監督を務めた藤井道人のインタビューコメントが到着した。

藤井道人

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「攻殻機動隊 SAC_2045 持続可能戦争」メインビジュアル第2弾

本作は、Netflixで配信されている「攻殻機動隊 SAC_2045」シーズン1に新たなシーンを加えて再構成し、全編フルグレーディングを施した3DCGアニメ。シーズン1で共同監督を務めた神山健治と荒牧伸志が総監督として参加している。

藤井がアニメーション作品を手がけるのは今回が初。「お話をもらったときは、アニメ業界の別の監督と間違えて自分のところに連絡が来てしまったのではないかと疑いました(笑)。それくらいトリッキーなオファーでしたね」と振り返る。引き受けた理由については「日本のアニメは世界から見てもすごくクオリティが高いと言われていて、そのスタッフたちと仕事をしてみるという点にとても興味を持ちました。結果、すごく面白かったですね」と語った。

シーズン1の全12話を劇場版として再構成したことに関しては、「わからないところはわからなくていいという解釈になるように、前半は挑発するようにテンポを上げました。『あ、こういう話なんだ』というのは中盤のブレイクからにして、そこでじゃあ本題に入ろうと。ポスト・ヒューマンというものがいて、これは人類を脅かす存在で、それを公安9課が捜す話なんだというところを、60分のミッドポイントに持ってきました」と説明する。

また藤井は「どの作品を手がけるときも、自分たちの作っているものは時代の写し鏡だと考えています。時代の照射しているものが自分の作りたいものである、と」とコメント。「『新聞記者』はすごく堅く、直接的にそれをやっている企画ですが、『デイアンドナイト』や『ヤクザと家族 The Family』など、オリジナルから生まれたものには共通して時代精神というものを書き込んでいるような気がしています。『攻殻機動隊 SAC_2045』とも、そういう共通項がありました」と話した。

「攻殻機動隊 SAC_2045 持続可能戦争」は11月12日より2週間限定公開。

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(c)士郎正宗・Production I.G/講談社・攻殻機動隊2045製作委員会

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