主人公は“透明人間”、専門学校の実習作品「透明人間☆田村透」が下北沢で上映

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専門学校・東京ビジュアルアーツの実習作品として制作された「透明人間☆田村透」が、11月16日より2週間限定で東京・下北沢トリウッドにて上映される。

「透明人間☆田村透」ビジュアル

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本作は、取り柄がなく高校のクラスで“透明人間”扱いされていた男・田村透が主人公の物語。大学に進み、透のことが“見える”女の子が現れたことから物語が展開していく。

キャストには「藍色少年少女~Indigo Children~」の遠藤史人、「スペシャルアクターズ」に出演した河野宏紀のほか、石田奈々野村一瑛波子ゆうとが名を連ねる。監督と脚本を担当した米山耕太は「“透明”になったことがある人は、現代に溢れていると思います。なのに、それを捉えている映画を見たことがない。無視ともいじめとも少し違う、名前も付いていないこの現象は、僕にしか映像で表現できないと思い、制作するに至りました」と本作を語った。

米山耕太 コメント

僕が見てきた、いじめや仲間はずれは、相手を透明にするものでした。
ドラマや映画でよく見るようないじめを見たことはない。嘘くさい。
学生時代、クラスメイトが“透明”になっていました。みんなや僕にとって都合の良いとき以外、存在が消されていました。
よく考えると、加害者意識の芽生えにくい酷い行為だったと、今になって思います。
僕自身も、誰からも話しかけられず、自分が存在していないような気持ちになったことがあります。
“透明”になったことがある人は、現代に溢れていると思います。なのに、それを捉えている映画を見たことがない。無視ともいじめとも少し違う、名前も付いていないこの現象は、僕にしか映像で表現できないと思い、制作するに至りました。

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