松坂桃李の主演作「娼年」、R18+指定作品の裏側をプロデューサーが明かす

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松坂桃李が主演を務め、三浦大輔が監督した「娼年」より、プロデューサー・小西啓介のコメントが到着した。

「娼年」新場面写真

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「娼年」ポスタービジュアル

女性専用の会員制ボーイズクラブ・パッションで働くことになった森中領が、“娼夫”のリョウとしてさまざまな女性と体を重ねていく中で成長するさまを描く本作。

「娼年」

R18+指定の「娼年」は劇中の半分以上をセックスシーンが占めている。小西は「撮影前に念のため、レイティングを確認しようと、映画倫理機構(以下、映倫)に台本を持ち込みました。意外にも映倫のご担当者はすでに原作小説も読まれていました。なぜなら、過去に何度か映像化が企画され、性描写などについて相談を受けたりしたことがあったそうで、『気になったので原作を読んだんです』というお話をされていました。結局、どれも実現に至らなかったようですが、質問や相談の多くは『R18+指定にならないような描写にするにはどうしたらよいか?』というものだったそうです」と明かす。そして「『主人公リョウを含め演じる俳優さんがなかなか見つからないみたいですよ』というお話もされていました。そもそもあの原作を映像化するにはR18+でないと無理なんだと再認識しましたし、松坂さんや出演者の方々の役者魂を改めて物語っているエピソードだと思います」と振り返った。

「娼年」

「性描写に関しては一切妥協しない」と三浦が語る通り、事細かに行為の描写が書き込まれた同作の台本。それを読んだ映倫担当者は「本当にこのままやるんですか? 主人公を松坂桃李さんがやるんですか?」と驚くも「R18+なら何の問題もありません。この小説を描写も含め中途半端に映画化するならやる意味がないと思う。応援していますからぜひ実現してください」とエールを送ったという。

「娼年」は、4月6日より東京・TOHOシネマズ 新宿ほか全国でロードショー。

※「娼年」はR18+指定作品

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(c)石田衣良/集英社 2017映画『娼年』製作委員会

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