小栗旬×大友啓史で「ミュージアム」映画化、“カエル男”による猟奇殺人事件描く

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巴亮介のマンガ「ミュージアム」の実写映画化が決定。その主演を「信長協奏曲」「ルパン三世」の小栗旬が、監督を「るろうに剣心」シリーズの大友啓史が務めることがわかった。

左から小栗旬、「ミュージアム」1巻書影、大友啓史。(c)巴亮介/講談社 (c)2016映画「ミュージアム」製作委員会

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2013年からヤングマガジンにて連載された「ミュージアム」は、“悪魔のアーティスト・カエル男”による連続猟奇殺人事件を描くサイコスリラー。カエルのマスクを被ったその男は、必ず現場に“ドッグフードの刑”や“母の痛みを知りましょうの刑”といった謎のメモを残していた。その関連性に気付いた主人公の刑事・沢村久志は次のターゲットに自分の妻と子供がリストアップされていることを知るが、犯人に迫るうちに絶望的な状況へ追い込まれていく。

沢村役を務める小栗は、過激な描写のある原作マンガを読んだ感想を「本当に嫌な気持ちになりました」と振り返りつつ、「何故、これを今突きつけるのか、どのように届けるべきなのか、初めて参加させてもらう大友監督のもと、共に探せたらと思っています」と意気込む。さらに大友は、「同時代性あふれるこの素材をどう料理するのか。もっとも仕事をしてみたかった俳優の1人、小栗旬君と共に、大きく深く呼吸をしながら取り組みたいと思います」とコメントを寄せた。

「ミュージアム」は11月8日にクランクインを迎え、現在撮影が行われている。2016年に全国公開予定。

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小栗旬 コメント

漫画を読みきった時、本当に嫌な気持ちになりました。しかし、昨今このような理解し難い事件が起こり、遠い現実ではない気がします。何故、これを今突きつけるのか、どのように届けるべきなのか、初めて参加させてもらう大友監督のもと、共に探せたらと思っています。皆さんと一緒に考えられる作品になればと全力で演じさせていただきます。

大友啓史 コメント

こんなに得体の知れない怖さを感じる漫画は初めて読みました。まったく思いもよらないところから、不意に顔の見えない何かが襲い掛かってくる。今まで蓄積してきたものが、一瞬にして台無しにされてしまう。現代社会に巣食う、誰もが共有するそんな漠とした不安を、原作はヒリヒリ、ジリジリと炙り出しています。同時代性あふれるこの素材をどう料理するのか。もっとも仕事をしてみたかった俳優の1人、小栗旬君と共に、大きく深く呼吸をしながら取り組みたいと思います。

巴亮介 コメント

自分が描いたモノが映画になるなんて夢のようで、さらには大好きで何度も観ている「るろうに剣心」シリーズの大友啓史監督がメガホンを握ってくださり、そのうえ僕が学生時代からドラマや映画の第一線を走り続けている、日本を代表する俳優の小栗旬さんが主演してくださるなんて信じられない話です。今から完成がとても楽しみでわくわくしています。監督さん俳優さんスタッフさん、作品に携わる多くの皆様に心より感謝です。

読者の反応

鈴木綾一@講談社クリエイターズラボ @ym_suzuki

来たー‼︎ 「母の痛みを知りましょうの刑」がトラウマ。楽しみ。

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