又吉が自身の経験にもとにお笑い芸人の苦悩と輝きをつづった「火花」は、第153回芥川龍之介賞を受賞し、現在発行部数239万部に達している話題作。2016年には映像化され、Netflixで配信されることも決定している。
この商品は、堤が原作をノーカットで朗読した音声を4枚組CDに収めたもの。デジタル音声やアプリでも配信される。CDの制作にあたり、又吉は「自分は下手なので」、と一番に堤の名前を挙げたという。又吉はその理由を「（堤には）鬼気迫る、重厚感のあるという意味での怖さを感じるんです。『火花』の中の2人も切羽詰まってますし、切実やし。表層じゃないというか性根にある『ヘタなこと言うたら怒られるな』ということを感じさせてくれる、僕が怖いと思う人にお願いしたかった」と明かし、実際の朗読に関しては「いい声ですね。（主人公の）徳永って真剣に物事を考えている人なので、（地の文を読んでいるときの）堤さんの切実な声にすごく面白みを感じます」と満足気なコメントを寄せた。
一方芥川賞受賞をきっかけに本作を知り、本屋に行ったものの売り切れで買えなかったという堤は「探していてこんなに手に入らないのは初めてで、すごいなと思っていたところに話をいただいたので、是非やりたいと思いました」と話す。朗読を終えた感想についても「最後の漫才の部分は特に、泣いて読めないかもしれないなと思いました。でも監督には『楽しんでください』と言われたので、楽しんでやるようにしました」と語った。
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堤真一によるピース又吉「火花」朗読CD発売、「泣いて読めないかと思った」 - 映画ナタリー http://t.co/pncTZDbA9c 【デジタル音声やアプリでも配信される。 CDの制作にあたり、又吉は「自分は下手なので」、と一番に堤の名前を挙げたという】