ピッコロ劇団「やわらかい服を着て」上演に向け、作者の永井愛がコメント

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7月21日に開幕する兵庫県立ピッコロ劇団「やわらかい服を着て」の稽古場写真と、作者・永井愛のコメントが到着した。

兵庫県立ピッコロ劇団 第76回公演「やわらかい服を着て」稽古の様子。

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眞山直則(左)と永井愛。

「やわらかい服を着て」は2006年に永井が書き下ろした戯曲。今回は兵庫県立ピッコロ劇団の眞山直則の演出で立ち上げる。上演に向けて永井は「『平和のため』の軍備増強が叫ばれる今、ピッコロシアターがこの作品を取り上げてくださったことに励まされています。二〇年前の若者たちのピースアクションに、ぜひお立ち会いください」とコメント。またこのたび、7月22日16:30開演回に、永井と眞山、出演者が登壇するアフタートークも決定した。

兵庫県立ピッコロ劇団 第76回公演「やわらかい服を着て」稽古の様子。

兵庫県立ピッコロ劇団 第76回公演「やわらかい服を着て」稽古の様子。

出演者には原竹志、樫村千晶、今井佐知子菅原ゆうき、谷口遼、三坂賢二郎、中島深志、木村美憂、鈴木あぐり、森好文が名を連ねた。公演は7月21日から25日まで兵庫・ピッコロシアター 大ホールにて上演される。

永井愛コメント

「やわらかい服を着て」は二〇〇六年、新国立劇場のシリーズ「われわれは、どこへいくのか」の第三弾として書き下ろし、私自身が演出しました。当時の栗山民也芸術監督から「激動する時代の中で未来へと継承すべきものは何か」というお題をいただいてのことです。

まっ先に NGO(非政府組織)で働く若者たちの姿が浮かびました。イラク戦争を何としても止めようとした強い意志、イラクの人々への細やかな医療支援、人道支援。このとき知った NGOの若者たちは、私が七〇年代に見た反戦活動家たちと大きく印象が異なりました。

デモや抗議活動をピースウォーク、ピースアクションと言う人たち。「自己責任論」が吹き荒れる中、どこまでも他者と共生することをあきらめない人たち。

「平和のため」の軍備増強が叫ばれる今、ピッコロシアターがこの作品を取り上げてくださったことに励まされています。二〇年前の若者たちのピースアクションに、ぜひお立ち会いください。

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兵庫県立ピッコロ劇団 第76回公演「やわらかい服を着て」

2023年7月21日(金)~25日(火)
兵庫県 ピッコロシアター 大ホール

作:永井愛
演出:眞山直則

出演

夏原一平:原竹志
池森新子:樫村千晶
佐野千秋:今井佐知子
大槻純也:菅原ゆうき
若島大吾:谷口遼
巣山礼史:三坂賢二郎
青木宙太:中島深志
田中あこ:木村美憂
古賀寛美:鈴木あぐり
城島忠義:森好文

読者の反応

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原 竹志 @hiratapipa

20数年前と今と。そんなに変わったかと思ったりもする。スマホはなかった。Twitterも出始めくらいの頃。戦争は今も昔もずっとあって、政府は政策の目的がより露骨になったか。知らなかったことを知れるようになっただけか。嘘も相変わらず多い。人間の質は変わったか。 https://t.co/a9thBjPTSf

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