「ミュージカル『青春-AOHARU-鉄道』5～鉄路にラブソングを～」が、本日6月15日に東京・天王洲 銀河劇場で開幕した。これに先駆け同日昼、オフィシャル会見とゲネプロが行われた。
本作は、
本シリーズでは、新型コロナウイルスの影響により、2021年上演の「ミュージカル『青春-AOHARU-鉄道』4～九州遠征異常あり～」以来、観客と出演者によるコールアンドレスポンスが中止になっていたが、本公演で復活する。そのことを受け、東海道新幹線役の永山は「乗客の皆様との掛け合いを楽しみにしています！」と期待を込めてあいさつし、「1つの作品に長く携わらせてもらうのは珍しいことなので、毎回次があるという喜びを感じています」と言葉に力を込める。
東海道本線役の鯨井は「今回から（北陸本線、総武線、中央線などの）路線が増えましたので、みんなと力を合わせつつも、基本的には兄さん（永山演じる東海道新幹線）のことだけを考えます」と東海道新幹線を愛する東海道本線らしくコメント。また第1弾からの約7年半を振り返り、「歴史の長い東海道本線のように、自分も変化の道をたどっているのではと。紆余曲折を経て良い意味であまりものを考えなくなり（笑）、今は『俺は兄さんを愛すだけか！』と研ぎ澄まされた感覚があります」と話す。
東武東上線・信越本線役の高崎は「初演のときは年上の先輩方に囲まれ緊張していましたが、公演を重ねるにつれ後輩が入ってきて。でもなぜかまたここに来て、年齢層が上がって……（笑）」と発言。初参加メンバーで、年下の伊崎の肩を「いてくれて助かった（笑）」と抱き寄せ、キャストたちの笑いを誘った。
函館本線・西武新宿線役の橋本は、通し稽古の様子を「観客になりきったキャストのみんなが、勢い良くコールアンドレスポンスしていたので、『ほんまに良い現場やなあ』と思いました」と振り返り、観客に向け「西武組として、皆さんの“万歳”が見られるのを楽しみにしています！」と呼びかける。
素肌に直にジャケットを身に付けた上越新幹線役の田中は、「僕の裸を解禁したのがこの作品なので、根性が付いたかと」とニヤリ。続けて自身が新潟県出身であることに触れ、「以前、新潟で仕事をしたとき、ありがたいことに“新潟の星”と紹介をしていただきました。本作で（東京と新潟をつなぐ）上越新幹線役をやらせていただいていることに、感謝したいです」と述べる。観客に向けては「久しぶりのお祭り感覚で、楽しんでもらえたら」とアピールした。
北陸本線役の牧田は「（初参加とはいえ）顔見知りのキャストばかりだったので、互いに違う現場でやってきた仲間と、同じ現場でセッションできるのが楽しかった」と稽古を振り返る。総武線（総武本線）役の伊崎は「出演が決まったときに『あんなに楽しい現場はないよ』『うらやましい、俺も出たい』などと周囲から言われたのですが、実際こんなに和やかでアットホームな稽古場はないと感じました。これほど穏やかな気持ちで初日を迎えられたのは、正直初めてです（笑）」と明かす。中央線（中央本線）役の皆木は「稽古場でもみんなで笑いを取りにいく。それが作品の面白さにつながっているんだなとしみじみと感じました」と笑顔でコメントした。
川尻は「今回、キャストのみんなには『初演のように新鮮なものにしたい』と伝えました。意味のある場面とない場面が目まぐるしくスピーディにつながっていく、何が飛び出してくるかわからないおもちゃ箱のようなものを作れたら良いなと」と述べ、「今回のテーマは“受け継がれるもの”だと思っています。誰かに役を受け継いだことのあるキャストにとっては、気持ちを乗せやすい内容になったのでは」と語った。
会見では、高崎が「永山さんが出演される限り、鉄ミュはずっと続いていくと思うので……」と永山に目配せし、永山が「そんなに（身体が）持たんってー！」とツッコミを入れる一幕も。2人のやり取りに、永山が50歳まで本シリーズに出続けることを期待した鯨井が「50歳兄さん!?」と笑顔で発言し、周囲の笑いを誘った。最後に永山が「これからも続くであろう新しい景色を、乗客の皆様と作っていけたら良いなと。今回は全力で“ラブ”を歌います！」と宣言し、会見は終了した。
上演時間は休憩なしの約2時間20分。東京公演は6月25日まで行われ、その後30日から7月2日まで兵庫・AiiA 2.5 Theater Kobeで上演される。一部公演では既報の通り生中継が行われるほか、10月11日には本作のBlu-ray / DVDが発売される。
「ミュージカル『青春-AOHARU-鉄道』5～鉄路にラブソングを～」
2023年6月15日（木）～25日（日）
東京都 天王洲 銀河劇場
2023年6月30日（金）～7月2日（日）
兵庫県 AiiA 2.5 Theater Kobe
原作：「青春鉄道（あおはるてつどう）」（KADOKAWA / コミックウォーカー、COMIC BRIDGE連載中）
原作者：
脚本・演出・作詞：
音楽：あらいふとし＋ミヤジマジュン
振付：EBATO
キャスト
東海道新幹線：
常磐線・西武池袋線：
東海道本線：
京浜東北線：
東武東上線・信越本線：
宇都宮線（東北本線）：
北陸新幹線・西武安比奈線：
函館本線・西武新宿線：
東北新幹線：
秋田新幹線・千代田線：
上越新幹線：
九州新幹線・西武西武園線：
山陽新幹線：
西九州新幹線：
羽越本線・西武国分寺線：
上越線：
北陸本線：
東金線：
総武線（総武本線）：
中央線（中央本線）：
アンサンブル：益川和久、小山麗也、西本健太郎
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Rio @Rio_QN
久々に観たくなったな(^^)メンバーが昔ハマりまくったあたりが揃ってるし初演の頃より鉄道に詳しくなってるから最初から見直したらきっと面白いだろうと思う。 https://t.co/zWuf9S4nuR