わずかな自分の手触りを信じて、村田茜・吉田聡子らの「In the Living room」開幕

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「In the Living room」「swllow Autumn/Winter collection」が、本日5月7日に東京・裏参道ガーデンで開幕する。

「In the Living room」「swllow Autumn/Winter collection」より。

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「In the Living room」「swllow Autumn/Winter collection」より。

「In the Living room」「swllow Autumn/Winter collection」より。

「In the Living room」「swllow Autumn/Winter collection」より。

「In the Living room」は、村田茜と吉田聡子が振付・構成・出演、渡邊由佳梨が“写真と日記”で参加するパフォーマンス。本公演では、2人によるパフォーマンスの前後に、本作の衣装を担当するsachikowakabayashiのファッションブランドswllowの展示会・Autumn/Winter collectionが行われる。

本作は今年1月に上演予定だったが延期となっていた。上演に向け、吉田は「茜ちゃんは動きを、ゆかりちゃんは言葉とイメージを。2人が生み出すものを観察して、そこで初めて『どうやって、どうしたいか』考えられる。いつもそう。私はいつも誰かの言葉や身体を借りなければ生きられない。次の瞬間になにかを選ぶ、そのために誰かを借りていまを選ぶ。わずかな自分の手触りを信じて」と述べる。村田は「今日偶然出会わせた私達は それぞれの部屋から こちら側と向こう側で何を思い 通わせるのだろうか」とコメントした。公演は、明日5月8日まで。

吉田聡子コメント

昔、映画館だったという場所で踊っている女性がいた。彼女は私より10歳若かった。

その帰り道

茜ちゃんに連絡をした。再会した私達は「久しぶりだね」と。こうして会うのは10年ぶりだった。

ゆかりちゃんに連絡したのは少し日が経ってから。ふと、彼女の目線でこの活動を見ていてほしくなった。

生活や環境は目まぐるしくかわってゆく。

そのなかで私はどうやって表現を選ぶんだろうか。選んでいくんだろうか。選びたいんだろうか。

いざ始めてみても、私がしたいことってないんじゃないかと思うほど。なにもない。

茜ちゃんは動きを、ゆかりちゃんは言葉とイメージを。

2人が生み出すものを観察して、そこで初めて「どうやって、どうしたいか」考えられる。

いつもそう。私はいつも誰かの言葉や身体を借りなければ生きられない。

次の瞬間になにかを選ぶ、そのために誰かを借りていまを選ぶ。

わずかな自分の手触りを信じて。

村田茜コメント

ここ最近、何か手持ち無沙汰になる度に

ずっと手元ばかり見ているなぁと感じて

窓の外を眺めてみたら

何を見たらいいのか

戸惑っている自分がいました

ただ流れていく時間と風景に身を置く

そこから見えてくるもの

浮かんでくるもの

思いを馳せて、巡らせてみる

今日偶然出会わせた私達は

それぞれの部屋から

こちら側と向こう側で何を思い

通わせるのだろうか

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「In the Living room」「swllow Autumn/Winter collection」

2022年5月7日(土)・8日(日)
東京都 裏参道ガーデン

振付・構成・出演:村田茜、吉田聡子
写真と日記:渡邊由佳梨
衣装:swllow
一部音楽提供:光由

読者の反応

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飯塚なな子 @Easeka7co

きのう、みんなで、いろいろ話したり、近くの公園で買ってきたお弁当を食べながら空間を作りました。
19:00〜開幕です。

裏参道ガーデンの2階にて。 https://t.co/0uQZwkTxmd

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