平田オリザ「東京ノート」、“日本語版”と“7カ国語版”を連続上演

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青年団「東京ノート・インターナショナルバージョン」「東京ノート」が、2020年2月6日から3月1日まで、東京・吉祥寺シアターで上演される。

青年団国際演劇交流プロジェクト 2019「東京ノート・インターナショナルバージョン」 / 青年団第81回公演「東京ノート」チラシ

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2019年9月城崎国際アートセンターでの「東京ノート・インターナショナルバージョン」より。(撮影:igaki photo studio)

「東京ノート」は、1994年に初演され、翌年に第39回岸田國士戯曲賞、2009年には第64回文化庁芸術祭賞優秀賞を受賞した平田オリザと青年団の代表作の1つ。小津安二郎監督の名作「東京物語」をモチーフにした本作では、近未来の東京を舞台に、ヨーロッパの戦禍を逃れて名画が集まった小さな美術館で、さまざまな事情を抱えた人たちの日常的な会話が繰り広げられる。

なお2017年からは台湾、タイ、フィリピンで各国の劇作家と共に翻案上演を行い、国際共同制作を展開しており、今回は「東京ノート」のほか、今年9月に上演された「東京ノート・インターナショナルバージョン」も同時上演。上記3カ国に加え、日本、韓国、アメリカ、ウズベキスタンの俳優が参加し、複雑さを抱えた近未来の東京を立体的に描き出す。

作・演出を手がける平田は、上演に向けて「国家間の大きな衝突と、家族という最も小さな集団の葛藤と、その二つの混沌の中で、静かに揺れ動く何ものかを、見つめていただければ幸いです」とコメントしている。チケットは12月7日に発売。

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青年団国際演劇交流プロジェクト2019「東京ノート・インターナショナルバージョン」

2020年2月6日(木)~16日(日)
東京都 吉祥寺シアター

作・演出:平田オリザ
台本翻訳協力:ソン・ギウン、サーウィター・ディティヨン、ロディ・ベラ、コディ・ポールトン、陳彦君、ブライアリー・ロング
出演:山内健司松田弘子能島瑞穂長野海鄭亜美中村真生、ブライアリー・ロング、佐藤滋前原瑞樹藤谷みき、淺村カミーラ、木村トモアキ多田直人 / 井垣ゆう、陳忻、趙欣怡、パッチャラワン・クルアパン、カモンワス・ジュティサムット、アントネット・ゴー、メイエン・エスタネロ、マンジン・ファルダス、ペク・ジョンスン、チョン・スジ

青年団第81回公演「東京ノート」

2020年2月19日(水)~3月1日(日)
東京都 吉祥寺シアター

作・演出:平田オリザ
出演:山内健司、松田弘子、秋山建一、小林智、兵藤公美、能島瑞穂、大竹直、長野海、堀夏子、鄭亜美、中村真生、井上みなみ、佐藤滋、前原瑞樹、中藤奨、永山由里恵、藤谷みき、木村トモアキ、多田直人、南風盛もえ

読者の反応

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青年団 SEINENDAN @seinendan_org

【東京ノートINTL・東京ノート@吉祥寺】
平田オリザ「誰も見たことのない舞台を見せることができるのではないかと思います」

青年団「東京ノート」、“日本語版”と“7カ国語版”を連続上演(ステージナタリー) https://t.co/2aN4DOJuDW

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