少女都市が都市と心の“復興”描く「光の祭典」に清瀬やえこ、桑野晃輔ら

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少女都市「光の祭典」が、8月21日から27日まで東京・こまばアゴラ劇場で上演される。

少女都市 第8回公演「光の祭典」チラシ

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2017年に大阪で初演、翌2018年に兵庫で再演された本作は、少女都市の主宰・葭本未織が阪神淡路大震災に着想を得て執筆した作品。性犯罪の被害に遭ったことでカメラを持てなくなった映画監督の女性・まことと、震災による父の死を忘れられない映画青年・江上は、映画を通して惹かれ合う。突然姿を消した江上は半年後、新進気鋭の映画監督として名を知られるようになっていたが、彼の作品はまことを盗撮した映像で作られていて……。

出演者には清瀬やえこ桑野晃輔、劇団東京ヴォードヴィルショーの玉垣光彦ほかが名を連ねた。上演に向けて作・演出の葭本は、「『都市の復興』と『心の復興』。一組の男女を通して、その遥かな道のりを描いた作品です」「フェミニズムに興味のある方、阪神・淡路大震災の記憶を持つ方、演劇を観ることが好きな方、そして傷ついたすべての方へ、見て欲しいです」とメッセージを送っている。なお本作は、少女都市が3月から8月にかけて東京都内で3作品を上演する「東京駆ける三公演」の第3弾となっている。

葭本未織コメント

少女都市「光の祭典」2018年AI・HALL版より。

「都市の復興」と「心の復興」。一組の男女を通して、その遥かな道のりを描いた作品です。2歳の誕生日に阪神・淡路大震災を被災したわたしにとって、モニュメント的な作品でもあります。
光の祭典とは、阪神・淡路大震災震災の慰霊のお祭り「ルミナリエ」のことです。
神戸・三宮の東遊園地には「希望の灯り」という名の決して消えない灯火が揺らぎ続けています。
フェミニズムに興味のある方、阪神・淡路大震災の記憶を持つ方、演劇を観ることが好きな方、そして傷ついたすべての方へ、見て欲しいです。

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少女都市 第8回公演「光の祭典」

2019年8月21日(水)~27日(火)
東京都 こまばアゴラ劇場

作・演出:葭本未織
出演:清瀬やえこ桑野晃輔、谷風作、中野亜美、加藤広祐、齋藤朱海、宮川まき、青海アキ、葭本未織、玉垣光彦

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ゆうた @yuta1009

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