“正常と異常の境界線を”、戌井昭人作「いずれおとらぬトトントトン」開幕

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文学座5月アトリエの会「いずれおとらぬトトントトン」が、本日5月9日に東京・文学座アトリエで開幕する。

文学座5月アトリエの会「いずれおとらぬトトントトン」より。(撮影:宮川舞子)

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文学座5月アトリエの会「いずれおとらぬトトントトン」より。(撮影:宮川舞子)

戌井昭人が脚本を手がけた本作は、映画「カッコーの巣の上で」から着想を得た作品。山奥にある病院を舞台に、主張することを管理・禁止された個性豊かな患者たちの物語を描く。

文学座5月アトリエの会「いずれおとらぬトトントトン」より。(撮影:宮川舞子)

開幕に際し演出の所奏は、「生きづらいこの世の中を嘆くだけでなく、茶化したい、くすぐりたい。そんな思いで作り上げました。マジメと不真面目の間、正常と異常の境界線を行くこの舞台をぜひぜひぜひご覧ください」とコメント。また出演者の亀田佳明は、「お客様が入り、どのような変化が生まれるのか怖くもあり楽しみでもあります」と思いを語っている。

上演時間は約1時間40分。公演は5月21日まで。

所奏コメント

文学座5月アトリエの会「いずれおとらぬトトントトン」より。(撮影:宮川舞子)

2年ぶりの戌井昭人作品です。戌井さん独特の言語感覚、登場人物を味わっていただくと共に、文学座らしからぬ可笑しな騒々しさをご覧いただけたらと思います。
生きづらいこの世の中を嘆くだけでなく、茶化したい、くすぐりたい。そんな思いで作り上げました。
マジメと不真面目の間、正常と異常の境界線を行くこの舞台をぜひぜひぜひご覧ください。

亀田佳明コメント

文学座5月アトリエの会「いずれおとらぬトトントトン」より。(撮影:宮川舞子)

ホントかウソか、可笑しいのか悲しいのか、哲学的なのかバカバカしいのか。
戌井昭人さんの何とも魅力的な世界に、演出の所奏を筆頭に風通しの良いキャストスタッフ全体で稽古に励んでまいりました。
お客様が入り、どのような変化が生まれるのか怖くもあり楽しみでもあります。
実験的で挑戦の場とされてきた文学座アトリエの会は2020年には70年目を迎えます。
是非アトリエに足を運んでいただけたら幸いです。

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文学座5月アトリエの会「いずれおとらぬトトントトン」

2019年5月9日(木)~21日(火)
東京都 文学座アトリエ

作:戌井昭人
演出:所奏
出演:石田圭祐、加納朋之、沢田冬樹、椎原克知、亀田佳明萩原亮介越塚学、飯川瑠夏、前東美菜子

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河村書店 @consaba

【公演レポート】“正常と異常の境界線を”、戌井昭人作「いずれおとらぬトトントトン」開幕(コメントあり) 上演時間は約1時間40分。公演は5月21日まで。- ステージナタリー https://t.co/RU7u0xjLiy

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