幻覚に襲われる“僕”描く、芥川龍之介「歯車」を多田淳之介が舞台化

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SPAC「歯車」が、11月から12月にかけて静岡・静岡芸術劇場で上演される。

SPAC秋→春のシーズン 2018-2019 #2「歯車」チラシ

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芥川龍之介が最晩年に執筆し、彼の自死後に発表された小説「歯車」。この死の影色濃い作品の舞台化を手がけるのは、SPAC初登場となる多田淳之介だ。

多田は死を間近にした芥川が、死に向かう主人公の“僕”を「どこか冷静にスルスルと書き進めている」という入れ子構造に着目。“僕”が不安と歯車の幻覚に襲われながら執筆に向かう姿を、観る者の不安を煽る舞台美術や場違いに明るい曲調のJ-POPを使い、“今を生きる私たちの物語”として“再生”させていく。

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SPAC秋→春のシーズン 2018-2019 #2「歯車」

2018年11月24日(土)・25日(日)、12月1日(土)・2日(日)、8日(土)・9日(日)、15日(土)
静岡県 静岡芸術劇場

原作:芥川龍之介
構成・演出:多田淳之介
出演(五十音順):大内智美、奥野晃士、春日井一平、河村若菜、坂東芙三次、三島景太

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