舞台芸術を8Kスーパーハイビジョンで、坊っちゃん劇場「よろこびのうた」上映

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「8Kスーパーハイヴィジョン国際映像演劇祭先行プレミア上映会」が、3月5日に東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズで行われた。

左から坊っちゃん劇場 代表取締役の越智陽一、羽原大介、海宝直人、東温市 総務部企画財政課地域振興係長の田井秀一氏。

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「よろこびのうた」上映の様子。

これは、愛媛・坊っちゃん劇場が愛媛県東温市と進める、8K常設シアター開設計画の一環。8K映像化された世界の舞台芸術を鑑賞できる環境を整え、舞台芸術が上演地域を超え流通される仕組み作りを目指す。

今回行われたプレミア先行上映会は、国際的な舞台芸術のフェスティバル「国際映像演劇祭」の開催を視野に入れてのもの。イベントには坊っちゃん劇場代表の越智陽一、羽原大介海宝直人、東温市の田井秀一氏が登壇し、坊っちゃん劇場で現在上演中の「よろこびのうた」ほか全3作品が、8Kスーパーハイビジョンの映像で上映された。

羽原大介

上映前に行われた会見では、羽原が自身が手がけた「よろこびのうた」のストーリーに掛け、「100年前の中国・青島、ドイツ、徳島と世界を股にかけたラブストーリーが、今の8Kという最先端技術を使って撮影され、今日上映されるということで非常に楽しみにしています」とコメント。

海宝直人

この日上映されたもう1つの作品「ポストマン」に出演している海宝は、「舞台は終わってしまうともう観ることができないですし、『ポストマン』も(チケットが完売したので)観られなかったというお客様がたくさんいました。今回『ポストマン』が8Kの映像でダイナミックに再現されることは、本当にうれしいですし、こういった機会がどんどん増えていって、これからたくさんの方たちにとって、ミュージカルや舞台が身近なものになっていったら本当にうれしいなと思います」と8K映像化への期待を語る。

「8Kスーパーハイヴィジョン国際映像演劇祭先行プレミア上映会」の様子。

最後に越智が「舞台芸術は、やはり“生”が原則でございます。スポーツにしてもコンサートにしても、基本はやはり“生”かと思いますが、これらは積極的に映像化されているのでファン層の拡大にもつながっています。その中で舞台芸術は、まだどちらかというと遅れていると考えていて。舞台芸術を映像化することによって、ブロードウェイにしてもウエストエンドにしても、モスクワにしても、また東温市にしても、現地でしか観られないものが自分たちの町で観られるということになれば、いつかは現地に行って観たいと興味を持ってくださるファンの方が増えるのではないかと思います」と挨拶し、イベントを締めくくった。

なお本上映会は、東京と東温市のほか、モスクワでも開催される。

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