銀行のロビーコンサート仕立てで送る、鳥の劇場「三文オペラ」開幕

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鳥の劇場「三文オペラ」が、明日2月17日に鳥取・鳥の劇場で開幕する。

鳥の劇場「三文オペラ」より。

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鳥の劇場「三文オペラ」より。

本作は、「鳥の劇場2017年度プログラム 創るプログラム」の締めくくりとなる、鳥の劇場の新作公演。ドイツ・ブレーメンを拠点とする木管トリオ、アンサンブル・ココペリの生演奏に乗せてベルトルト・ブレヒトの代表作を上演する。

新女王の戴冠式が近いロンドンを舞台に、稀代の大悪党ドスのメッキースらが大暴れ。そしてなぜか彼が若い娘と結婚することになり……。台本・演出を手がける鳥の劇場芸術監督の中島諒人は、「第一次世界大戦後のドイツの状況批判が作者の意図だが、それは現在の日本ではますます有効」と上演への手応えを語り、「銀行のロビーコンサートという仕立ての中、生演奏があり、俳優たちが演じ歌う。どんな大雪でもやります!」と作品を紹介している。

公演は2月18日まで行われた後、休演日を挟み23日から25日まで上演される。全日14:00開演。なお中学生以下は入場無料となっている。

中島諒人コメント

鳥の劇場「三文オペラ」より。

ブレヒト(独 1898-1956)は、演劇の娯楽性を利用しながら、現状を振り返る道具とした。本作「三文オペラ」はその中でも代表作。お金が全てを支配する社会で、なりふり構わず立身出世しようとする新興市民の姿を、強盗や殺人を繰り返す犯罪者に重ね、過酷な現実を浮かび上がらせる。
第一次世界大戦後のドイツの状況批判が作者の意図だが、それは現在の日本ではますます有効。今回は、銀行のロビーコンサートという仕立ての中、生演奏があり、俳優たちが演じ歌う。どんな大雪でもやります!

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鳥の劇場「三文オペラ」

2018年2月17日(土)・18日(日)、23日(金)~25日(日)
鳥取県 鳥の劇場

原作:ベルトルト・ブレヒト
翻訳:谷川道子
台本・演出:中島諒人
音楽演奏:アンサンブル・ココペリ

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