ローマ歌劇場日本公演にソフィア・コッポラ「椿姫」&「マノン・レスコー」

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「椿姫」「マノン・レスコー」が、9月に東京・東京文化会館と神奈川・神奈川県民ホールで上演される。

G.ヴェルディ作曲「椿姫」より。(c)Yasuko Kageyama / TOR

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劇場内観 (c)Silvia Lelli / TOR

ローマ歌劇場の2018年日本公演としてラインナップされたこの2作。パリの社交界に生きる娼婦のヴィオレッタの悲恋が描かれる「椿姫」は、2016年にソフィア・コッポラがオペラの演出に初挑戦したことで話題を集めた作品だ。ファッションデザイナーのヴァレンティノ・ガラヴァーニが衣装、クリストファー・ノーランの作品に多数参加してきたネイサン・クロウリーが舞台美術を手がけた。指揮は、ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ交響楽団のアソシエイト・コンダクターを務めたヤデル・ビニャミーニが担当している。オペラでは観客の視線が舞台のどこに向けられるかがわからないことが映画との大きな違いだと語っているコッポラ。本作はすでに映像化されているが、彼女がヴィオレッタに投げかけた視線の行方をぜひ劇場で確かめよう。

G.プッチーニ作曲「マノン・レスコー」より。(c)Silvia Lelli / TOR

もう1作の「マノン・レスコー」は、男たちを破滅させる女・ファム・ファタールを描いた物語。偶然に出会った美少女・マノンと駆け落ちをした、騎士のデ・グリューの回想が紡がれる。演出を指揮者リッカルド・ムーティの娘、キアラ・ムーティが担当。プッチーニの設定した18世紀末という時代設定を重視し、衣装や美術を採用している。悲劇の象徴として用いられる、砂漠をイメージした舞台装置にも注目しよう。

チケットは2演目セット券を、2月21日から3月1日までNBSで先行販売。一般販売は3月3日10:00にスタートする。単独チケットは先行を3月14日から21日まで受け付け、3月31日より一般販売が行われる。

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「ローマ歌劇場 2018年日本公演」

G.ヴェルディ作曲「椿姫」

2018年9月9日(日)、12日(水)、15日(土)、17日(月・祝)
東京都 東京文化会館

指揮:ヤデル・ビニャミーニ
演出:ソフィア・コッポラ

G.プッチーニ作曲「マノン・レスコー」

2018年9月16日(日)
神奈川県 神奈川県民ホール

2018年9月20日(木)、22日(土)
東京都 東京文化会館

指揮:ドナート・レンツェッティ
演出:キアラ・ムーティ

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tanakanakanakanaka @akira_tanaka_10

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