INUWASI「立ち止まっちゃいけない」満員のZepp Shinjukuで気迫のバンドセットライブ

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INUWASIのライブツアー「INUWASI LIVE TOUR 2024〝狗鷲〟」が4月15日に東京・Zepp Shinjuku(TOKYO)でファイナルを迎えた。

「INUWASI LIVE TOUR 2024〝狗鷲〟」ファイナル公演の様子。(撮影:真島洸)

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バンドセットならではの爆発力

INUWASIとバンドメンバー。(撮影:真島洸)

2月にスタートし、台湾での初の海外公演を挟みつつ約2カ月間にわたって行われた「INUWASI LIVE TOUR 2024〝狗鷲〟」。このうち初日の東京・WWW X公演とファイナル公演は慎之甫(G)、辻久カオル(G)、ミツル(B / Crystal Lake)、田浦楽(D / Crystal Lake)をステージに迎えたバンドセットでライブが展開された。ツアー開幕前に東京・日比谷公園大音楽堂(日比谷野音)公演を完遂するなど、勢いに乗るINUWAIは今回のツアーファイナルのチケットもソールドアウトさせることに成功。気合いに満ちた充実のパフォーマンスで会場に熱狂を生み出した。

「INUWASI LIVE TOUR 2024〝狗鷲〟」ファイナル公演の様子。(撮影:真島洸)

SE「Rapture」とともに紗幕にオープニングムービーが流れた時点で、場内のテンションは一気に上昇する。紗幕が落ち、バンドとともに観客の前に姿を現したINUWASIは、すずめの「ツアーファイナルいくぞ!」という言葉とともに「バントシェンナ」でライブの口火を切った。ステージ上に勢いよくスモークが噴出し、フロアの頭上をまばゆいレーザーが交差。「Axenxion」「Hades」「クレバス」などライブで人気のアッパーチューンが序盤から惜しみなく繰り出されると、観客はクラップやジャンプをしつつ、バンドが生み出す迫力の重低音とメンバーの伸びやかな歌声に思う存分身を委ねた。

新作EP発売&都内ミニツアー開催決定

「INUWASI LIVE TOUR 2024〝狗鷲〟」ファイナル公演の様子。(撮影:真島洸)

「INUWASI LIVE TOUR 2024〝狗鷲〟」ファイナル公演の様子。(撮影:真島洸)

次のブロックでは高速ツービートの新曲「Dear the own」や、3カ月連続リリース企画の第2弾楽曲としてこのライブの翌日4月16日に配信された「The Ghost」によってフロアの盛り上がりが加速。アコースティックギターのサウンドを取り入れた「Mother Earth」で緩急を付けつつ、計7曲がノンストップで畳みかけられた。中盤のMCでひと息ついたINUWASIは、3カ月連続リリースの楽曲などを収録した6枚目のEPを6月25日に発表することをファンに報告して喝采を浴びる。さらにバンドメンバーの名前を観客に一斉にコールさせるなどファンとの交流を笑顔で楽しみ、気迫あふれるパフォーマンス中とのギャップを覗かせた。

「INUWASI LIVE TOUR 2024〝狗鷲〟」ファイナル公演の様子。(撮影:真島洸)

3カ月連続リリース企画の第1弾楽曲「King of Innocence」では、メンバーがレクチャーした振付を観客も一緒になって踊り、会場に熱気と一体感が充満。この曲を皮切りに、INUWASIはラストスパートで計9曲を息つく暇もなくパフォーマンスしていく。6人とバックバンドが織りなす怒涛のステージは「Planetes」「Altair」といったキラーチューンを経由し、エモーショナルなナンバー「ストリングスウォーズへと着地。えも言われぬ高揚感が漂うフロアを見渡したメンバーは、EPのリリースに続く新たな発表として、8月13日に開催する東京・Zepp DiverCity(TOKYO)公演に向けて、東京都内で“ミニツアー”を行うことを告知した。日程は未定だが、このツアーでは“INUWASIを育ててくれた会場”を回る予定だという。

「唯一無二の道を作っていきたい」

「INUWASI LIVE TOUR 2024〝狗鷲〟」ファイナル公演の様子。(撮影:真島洸)

東京・Zepp Shinjuku(TOKYO)のフロアをバックに記念撮影するINUWASI。(撮影:真島洸)

次の曲に移る前、がるむは「INUWAIが大きくなるためには、まだまだとてつもない高い壁がいくつもそびえ立っています。それにふさわしいグループにならなければいけない。そのためにはここにいるみんなが必要なんです。この世界では、ゆくゆくはINUWAIという唯一無二の道を作っていきたいと思っている。けど今は、誰かの背中を追いかけています。そして私たちも追いかけられています。立ち止まっちゃいけないんです」と熱い言葉を述べる。そして彼女たちが感情を込めて「All I Know(Rearrange)」を歌い上げると、金色のテープのフロアに向けて放たれた。

アンコールでもファンに向けて胸の内を正直にぶつけるINUWASI。6人はライカの「みんなと一緒に夢を叶えたいと思っています。今日はツアーファイナル、一緒に過ごしてくれてありがとう!」という言葉をきっかけに「REONE」を歌唱し、ツアーを大団円へと導いた。

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セットリスト

INUWASI「INUWASI LIVE TOUR 2024〝狗鷲〟」2024年4月15日 Zepp Shinjuku(TOKYO)

SE. Rapture
01. バントシェンナ
02. Axenxion
03. Hades
04. ERMA
05. Change
06. クレバス
07. Dear the own
08. setsuna
09. ケルベゾイド
10. Darkness
11. The Ghost
12. Mother Earth
13. クラドニカ
14. King of Innocence
15. Hyper Nova
16. Over the traces
17. Fike in the light
18. Endless
19. Planetes
20. Altair
21. Landscape
22. ストリングスウォーズ
23. All I Know(Rearrange)
<アンコール>
24. REONE

ライブ情報

INUWASI ONEMAN LIVE 2024〝狗鷲一閃〟

2024年8月13日(火)東京都 Zepp DiverCity(TOKYO)

読者の反応

はのんまゆ ー INUWASI 8.13(火) Zepp DiverCityワンマン @HANON_INWS

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