草川拓弥、初のフォトブックで見せたのは“超特急タクヤ”とは真逆の姿「メンバーにはイジられるんじゃ…」

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草川拓弥超特急)が、本日4月29日に東京・HMV&BOOKS SHIBUYAでフォトブック「辻褄」の発売記念イベントを行った。

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「日常に溶け込むような作品にしたくて」明かしたこだわり

草川拓弥フォトブック「辻褄」表紙(撮影:前康輔)

草川拓弥「辻褄」
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4月8日に刊行された「辻褄」は、草川にとって初のフォトブック。彼が30歳を目前に「僕ってなんだろう」と考えたことをきっかけに生まれた作品で、20代最後の1年が始まる昨年11月24日の誕生日から撮影がスタートした。イベントを前に報道陣の取材に応じた草川は「辻褄」という作品のタイトルについて「撮影中もタイトルは決まっていなかったんですけど、インタビューで自分のことを話していくうちに、聞き手の方と『なんだか辻褄が合ってないよね』という話になって。このタイトルいいじゃん!と、割とラフに決まりました(笑)。自分が自分自身をわかっていない部分があり、まっすぐに生きたいけどなかなかそうはいかないこともあって『辻褄が合わないなあ』と思うんです」と語る。「本を読むことが好き」な草川がこだわりを持って作り上げた「辻褄」は、写真集のサイズとしては小さいB6判で、装丁も文庫本のような雰囲気に。これについて彼は「カメラマンの前康輔さんとの出会いも大きくて。前さんが以前作られた本がこういうサイズ感で、それを見たときに新しいな、今までにないなと思ったんです。ザ・写真集という雰囲気にはしたくなく、日常に溶け込むような作品にしたくて」とこだわりを明かした。

お気に入りのカットを見つめる草川拓弥(超特急)。

“日常”や“素顔”といったテーマは掲載写真にも通底しており、今作のイメージについて「撮影にあたって作り込むことを一切したくないという思いから、すっぴんやヒゲ面の写真がたくさんあるんです」と語った草川。数多くの掲載カットから一番のお気に入りに挙げた写真も無精ヒゲを生やしたアップのカットで、これについて彼は「超特急では絶対見れないであろう姿なのがいいかなと思って。ヒゲが生えてて、よりリアルな僕が出せていると思うし、このフォトブックでそれを出せたのがうれしかったのでこの1枚にしました。皆さんが想像される、“アイドル・超特急タクヤ”とは真逆の姿で、そのギャップに驚かれるんじゃないかなと思います」と楽しそうに説明した。

メンバーにはイジられそう

草川拓弥(超特急)

撮影は東京都内や富士五湖周辺で行われた。裏話を問われると、草川は「原宿で街歩きをしながら撮ったんですけど、ホットドックの出店でカメラマンさん、スタイリストさんと“男気じゃんけん”をしたんです。スタイリストさんが見事に勝って、おいしくいただきました。周囲に気付かれたかですか? 全然! 誰にも気付かれなかったです。何もそういうことはなく、すごく楽しい撮影でした(笑)」とコメント。富士五湖周辺をロケ地に選んだことについては「昔、家族で何度か富士急ハイランドに行ったことがあって。そのときに高速を走っている思い出などがあって、個人的にあの景色が思い出深かったんです。あとは僕、麺類が好きでほうとうが大好きなので。『ほうとうが食べれるよ』ってことで行きました」と語る。家族との思い出を重ねた撮影だったが、現状両親からの作品への反応は「無」だそうで、草川は「『見たよ』というひと言くらいですね。僕は思いがあって(ロケ地を)決めたんですけどね。今回インタビューの中でも母のことに触れていて、今までに出したことがない話をしているから『刺さってたらいいな』と思ったんですけど、それについても何もなく。何かあるかな?と思ってたけどありませんでした!」と笑っていた。

「辻褄」に顎を乗せる草川拓弥(超特急)。

質疑応答の中では超特急メンバーの反応を問う質問もあったが「まだ渡せていないんです。しおりにサインを書いて渡したいですね。感想が聞きたい」と草川。どんな感想が返ってくるかについては「メンバーにはイジられるんじゃないですかね(笑)。『何この顔』『何このヒゲ面』とイジられる気がします」と想像をふくらませる。一方で、ドラマ「みなと商事コインランドリー」で共演した西垣匠には作品を送ったそうで「彼のカレンダーをもらって、それは僕自身飾っていますし、僕も作品を送りました。彼は沖縄で撮影してたんですけど、あのルックスにピッタリなシチュエーションでしたね」とコメントした。

「“謙虚と感謝と素直”を大事に」今後の抱負

草川拓弥(超特急)

超特急としての活動のみならず、近年は俳優としても目覚ましい活躍を見せている草川。5月には菅井友香とのダブル主演ドラマ「ビジネス婚─好きになったら離婚します─」もスタートするが、出演作が途切れない現状について「何よりも幸せなこと」と思いを語る。「ここまで途切れずにやらせてもらうと、途切れるのが怖くなるというか……ずっと続けて作品に出ていたいという欲が出てきますね」と笑った彼は「“みどりの窓口”としてグループへ還元することはもちろん、いち俳優としても1歩2歩ステップアップしていきたいし、作品との出会い、人との出会いをより大事にしていきたいなって思います」とさらなる意欲を見せた。

作品の採点に悩む草川拓弥(超特急)。

カメラに手を振る草川拓弥(超特急)。

取材の終盤、「作品に点数をつけるなら?」という定番の質問が飛ぶと、草川は「えー! 点数か……」と悩みながら「99点」と採点し「僕なりのすべて、ありのままの草川拓弥を出せたけど、まだどこか、自分のことをよくわかっていないのでマイナス1点。これでお願いします!」と語った。そして今後について、草川は「まずグループとしては東京ドームでのライブ開催という大きな夢がありますし、個人としては“謙虚と感謝と素直”を大事にまっすぐに生きられればいいなと思っております。平和に生きられたらいいなと思ってます」と展望を明かし「新しいことへの挑戦も大事だけど、今やっている自分の好きなことを続けていくことは何より大変なんじゃないかなと思っています。グループ活動はもちろん、個人としてもいろんな作品に関わることを続けていきたいですし、何が正解なのかはわからないけど、人としても立派な大人への第一歩を踏み出せたらいいなと思います」と、半年後に迎える30代の自分を見つめていた。

草川拓弥(超特急)

取材ののちに行われる発売記念イベントは「しおりはさみ会」という異色なもの。来場したファンが選んだお気に入りのページにしおりを挟むことを楽しみにしているという草川は、イベントに向けて「皆さんどこのページが好きなのか気になりますね。すごく楽しみだし、そんな余裕はないかもしれないけど一番人気のカットを数えたいなと思います(笑)」と心を躍らせていた。

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