ASPが真夏の日比谷野音ワンマン「一触即発」開催、グループ史上最多1500人動員

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ASPが8月27日に東京・日比谷野外大音楽堂(日比谷野音)でワンマンライブ「ACOUSTiC SAD ORCHESTRA TOUR FiNAL - 一触即発 - CRiTiCAL SiTUATiONS」を開催した。

ASP(Photo by sotobayashi kenta)

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ASPは、BiSHらが所属する音楽事務所WACKのアイドルグループ。2021年3月に始動し今年8月31日にニューシングル「Hyper Cracker」でavex traxからメジャーデビューを果たす。今回行われた日比谷野音公演は、5月にスタートしたASP史上最大規模の全国ツアー「ACOUSTiC SAD ORCHESTRA TOUR」のツアーファイナルにあたるもの。WACK代表でASPマネージャーの渡辺淳之介は開演前の挨拶で、この日のキャパシティ約3000人のところ、ASPのワンマンライブ史上最多動員数となる1500人が集まったと発表し、ならず者(ASPファンの呼称)に感謝を伝えた。

ASP(Photo by sotobayashi kenta)

ASPのメンバーはユメカ・ナウカナ?、モグ・ライアン、ナ前ナ以、マチルダー・ツインズ、ウォンカー・ツインズ、そして本ツアーよりライブに合流した新メンバーのチッチチチーチーチー、リオンタウンの7人。ステージ袖で気合い入れをする声が漏れ出て、拍手が沸き起こったところで開演時間を迎えた。ステージに現れたASPはまずナ前ナ以の音頭により、「待ちに待った野音ワンマン」「野音ワンマン」と小学生の卒業式のような呼びかけをしていく。そんな長い挨拶の締めくくりにはナ前ナ以がメンバー1人ずつに平手打ちをしていき、最後のモグ・ライアンに平手打ちをやり返されたところで1曲目に移った。

ASP(Photo by sotobayashi kenta)

ライブは「BE MY FRiEND」で幕を開けてから、「the MAN CALLiNG」「いつでもファッキュー♡」とアグレッシブな楽曲が連投され、場内の一体感が一気に高まった。自己紹介に続いて、マチルダーは日比谷野音公演を開催できている喜びを語り、「今日はぐちゃぐちゃ考えないで、いろんなことを忘れて踊って、楽しんで帰ってもらたらうれしいです。私たちも今を最高に楽しみたいと思います」とコメント。「ならず者と私たちの始まりの歌、聴いてください」という言葉に続いて、ASPは「A Song of Punk」を熱く届けた。ステージ左右の巨大スクリーンには7人の気迫に満ちた表情などが映し出され、ステージでのパフォーマンスを迫力たっぷりに届けた。開演から30分が過ぎ、6曲目「ITSUMO KOKOKARA」から「GO STRAiGHT」の曲間でステージ照明が暗転すると、日没後ですっかりあたりは暗くなっていた。この日の野音は時折風が吹くことがあってもほぼ無風。蒸し暑かったこともあり、リオンタウンは観客に水分補給を呼びかけた。そしてASPメンバーもマネージャーが持ち込んだステージドリンクによって、ゆっくりと水分補給を行った。

ASP(Photo by sotobayashi kenta)

ASP(Photo by sotobayashi kenta)

ASPはドラマチックなバラード「The Emperor's New Clothes」や、軽快でキャッチーなロックチューン「日々是虚無也」など、攻撃的な楽曲にとどまらず多彩な楽曲を披露。「WAiT AND WASTE」ではメンバーそれぞれが鬼気迫る表情を見せ、観客の視線を釘付けにした。その後、MCではウォンカーがライブ前の気合い入れで「レリゴ」と叫んでいることを明かす。彼女は「今日が野音ということで、甲子園球児のような勢いで“レリゴ”をぶちかましてから来ました。心の中の拳が突き上がる感じ!」と話し、実際に拳を突き上げながら“レリゴ”と連呼。双子の姉であるマチルダーが妹ウォンカーの心の声を代弁するかのような実況を展開し、「レリゴ」へとつなげた。

ASP(Photo by sotobayashi kenta)

ライブ終盤にはモグがMCを担当。ASPは「死ぬ気の覚悟」で活動していることを強調しつつ、「でも今日は生きていたいなって思いました。みんなにも生きていてほしいし、私たちも死にものぐるいで生きていきたいです」と語る。ASPはそんなモグの言葉とリンクするメッセージが込められた「I wanna live」を披露。瞳を輝かせながら、一心不乱にパフォーマンスを観客に届けた。

ASP(Photo by sotobayashi kenta)

アンコールではまずユメカが「すっかり真っ暗になっちゃって、皆さんと1日過ごしたんだなって実感してます。本当にありがとうございます! 今日という日は1日しかないんですけど、そんな日にASPを選んでくれてありがとう! どの瞬間も幸せでいっぱいでした。いよいよ4日後に私たちはメジャーデビューを果たします! 最高! ならず者のおかげです!」と話し、盛大な拍手を浴びた。「そしてぶっ飛んでください!」というユメカの言葉のあと、ASPはメジャーデビュー曲「Hyper Cracker」を初披露。ならず者はエリアごとに7色に分かれてサイリウムを一斉に光らせるサプライズを用意して、ASPのメジャーデビューを祝福した。ナ前ナ以が「今日はならず者と私たちの記念日ですね」と笑い、ASPはラストにキラーチューン「拝啓 ロックスター様」を投下。大舞台でのライブを熱く締めくくった。

なお終演後、ASPは9月2日18:00から3日18:00まで神奈川・Yokohama Bay Hallで24時間イベント「24 hours ANARCHY ANARCHY SHiT SHiT PARTY PEOPLE」を開催することを発表。さらに9月18日にスタートする全国ツアー「GOD SAVE the ASP TOUR」のツアーファイナルを、12月23日に東京・Zepp DiverCity(TOKYO)で行うことをアナウンスした。ユメカは「皆さんを心からお待ちしております!」と来場を呼びかけた。

ASP「ACOUSTiC SAD ORCHESTRA TOUR FiNAL - 一触即発 - CRiTiCAL SiTUATiONS」2022年8月27日 東京・日比谷野外大音楽堂(日比谷野音)セットリスト

01. BE MY FRiEND
02. the CALLiNG
03. いつでもファッキュー♡
04. A Song of Punk
05. DiVE
06. BOLLOCKS
07. ITSUMO KOKOKARA
08. GO STRAiGHT
09. WASTED TEARS
10. NO REASON
11. 被害者ぶるな
12. The Emperor's New Clothes
13. 日々是虚無也
14. WAiT AND WASTE
15. マジ無いです。
16. レリゴ
17. TRUST MYSELF
18. Just Do it
19. SPiT OUT
20. Let's go as a weirdo
21. WARRiES
22. I wanna live
23. SAKEBE
24. M
<アンコール>
25. Hyper Cracker
26. 拝啓 ロックスター様

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読者の反応

ユメカ・ナウカナ? @ASP_YUMEKA

✅🐼ナタリーさんライブレポ🐼✅
今日のライブ丸わかりです🙆🏻
アンコールでもう1回初めからライブしてもいいかスタッフさんに聞いたらNGでたのでナタリーさんの記事よんでもう一度ライブしてる気分味わいました🏄‍♀️🏄皆様も是非!!!

https://t.co/EO8RBEmhoU https://t.co/ACXvDqKWe9 https://t.co/R56gqUCbDB

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