C&K、NHKホールを“紅白”で染めた異例のコンベンションライブ「みんなで紅白行くぞ!」

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C&Kが昨日6月27日に東京・NHKホールでコンベンションライブ「コンベンションライブ ~見てくれ!好きか嫌いか言ってくれ!同情するなら尺をくれ!!!~」を開催した。

C&K(撮影:田中聖太郎)

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コンベンションライブとはデビュー時などにメディア関係者を招待して行う公演。今年デビュー12年目となるC&Kは原点に立ち帰るため、そして結成時当初から目標として掲げてきた「NHK紅白歌合戦」の舞台を勝ち取るために強力な協力者を探すべく、今一度コンベンションライブを行った。本来ならメディア関係者のみを招くのがコンベンションライブだが、本公演には3500人のオーディエンスも参加。C&Kは自身のライブのすさまじい一体感と多彩な音楽性を存分にアピールし、メディア関係者を驚かせた。

C&K(撮影:田中聖太郎)

大歓声の中ステージを覆う幕が開くと、赤と白の衣装に身を包んだC&Kが登場。バックダンサーを引き連れ、2人はファンキーなナンバー「C&K X」で華やかにライブをスタートさせた。その勢いを加速させるようにC&Kはダンスチューン「to di Bone」を投下。オーディエンスは彼らの合図で左右前後に体を揺らしたり、コール&レスポンスを交わしたりと、前のめりの姿勢でライブを楽しんだ。さらに「milky way」「ジャパンパン~日本全国地元化計画~」といったナンバーで場内の高揚感は留まることなく上昇していく。「MATSURI」では大きな新生姜の神輿がステージ袖から登場。オーディエンスは堰を切ったように激しく踊り、場内に熱狂が広がった。

C&K「コンベンションライブ ~見てくれ!好きか嫌いか言ってくれ!同情するなら尺をくれ!!!~」の様子。(撮影:田中聖太郎)

一度舞台をあとにし、2人は体操服に着替えて再びステージへ。キュートなスイカの衣装を着たキッズダンサーを引き連れ、「C&K XII」で力強いラップを繰り広げた。MCではCLIEVYがKEENに関係者へ挨拶するように促すも、KEENが話そうとするたびにステージに大量のスモークが吹き上がって邪魔をする。ユニークなMCに笑いが止まらない関係者たちに、CLIEVYは「こんな2人ですけど、気に入った方は手を挙げていただければ!」と呼びかけた。そんなコミカルなトークから一転、その後は「みかんハート」「空気」といったバラード曲が続く。CLIEVYの澄んだ歌声とKEENの真っすぐな歌声が重なり、美しいハーモニーが場内に響きわたった。

C&Kと九州男。(撮影:田中聖太郎)

ライブも中盤に差しかかると、C&Kは金色のジャケットを着用し、ホーンを交えたバックバンドと共にライブを展開。洗練されたサウンドに乗せて「C&K IV」やディスコチューン「DANCE☆MAN(WOKKY WOKKY×BOGGIE WOGGIE)」といった楽曲を歌い、心地のいい空間を作り出した。「MICHI with 九州男」では九州男がゲストとしてステージに登場。九州男は温かみのある歌声を響かせ、2人の晴れ舞台に華を添えた。彼がステージを去った後も、C&Kは「キミノ言葉デ」「Y」をじっくりと思いを込めるように歌唱。「精鋭」ではKEENの華麗なダンスにスポットが当たり、客席から大きな歓声が沸き起こった。

C&K(撮影:田中聖太郎)

ライブも終盤を迎え、「歩きだせ」でポジティブなメッセージを観客に届けたC&K。「終わりなき輪舞曲」ではKEENが「紅白に出るまでに僕らの答えを見つけるぜ」と歌詞を変えて歌う場面もあった。「ドラマ」ではオーディエンスが一丸となってキャッチーな振り付けを取り入れたダンスを楽しむ。ラストナンバーは再び九州男をステージに迎えた「Sun Son Sound feat.九州男」。陽気なリズムに合わせて会場にタオル回しの大旋風が巻き起こり、大盛り上がりの中ライブは終了した。

C&K「コンベンションライブ ~見てくれ!好きか嫌いか言ってくれ!同情するなら尺をくれ!!!~」の様子。(撮影:田中聖太郎)

割れんばかりのC&Kコールに呼ばれて、白組を意識した白のスーツ姿で現れた2人は、レゲエ調のナンバー「C&K IX」でにぎやかにアンコールを始める。「踊 LOCCA ~around the world 新たなる冒険~」ではオーディエンスが肩を組み合い、NHKホールに大きな円を作るという壮観な光景が広がった。C&KはNHKホールのステージを踏みしめ、「みんなで紅白行くぞ!」と力強く宣言。最後にはライブで1年間温め、ついに8月7日にリリースするシングルの表題曲「嗚呼、麗しき人生」をじっくりと歌い上げた。感動的なムードが場内に広がるも、ここで突然銃声が響きわたり、2人はステージに倒れてしまう。CLIEVYとKEENは担架で運ばれてステージを去って行き、約3時間にわたる濃密なコンベンションライブは大歓声の中締めくくられた。

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