今回のツアーは「学園」をテーマに展開。板垣瑞生、佐野勇斗、塩崎太智、山崎悠稀、吉田仁人のメンバー5人が“牛丸学園ブルジョワ部”の生徒に扮し、ミュージカル調のステージを披露した。
満員のみ!るきーず(M!LKファンの呼称)が待ちわびる中、まずはVTRで牛丸学園ブルジョワ部が紹介され、誰かをもてなし誰かを喜ばせることに生き甲斐を感じる5人が観客をエスコートしていく旨が説明される。続いて、黒いマントを羽織ったメンバーがお城ふうのセットに現れて「Now Story」をパフォーマンス。華やかなライブの幕開けにみ!るきーずは大いに熱狂した。1曲目を歌い終えた5人はマントを脱ぎ、今度は制服姿に。そしてステージの階段を降り、銀テープが舞う中で「疾走ペンデュラム」を歌い上げた。
MCでメンバーは「いらっしゃませ、姫!」とみ!るきーずを歓迎し、「新学期アラカルト」「サンキュー!N・D・K!」といったナンバーを届けていく。合間にはシャンパンタワーならぬミルクタワーがステージに登場し、5人は「ミルークミルク!」のコールを受けながらミルクで乾杯した。
またライブ本編ではブルジョワ部が、他校の龍崎高校の荒くれ者SUPER★DRAGONの襲撃を受けるという映像が上映され、メンバーが強くたくましくなることを決断する展開に。メンバーは「男は我慢だ!コーヒーでもなんでも飲んでやる!!トレーニングー!!」と銘打って、次々出される苦い飲み物をがんばって飲むことに挑戦。「コーヒーが飲めません」を披露しながら、メンバーはコーヒー、健康ジュース、センブリ茶、青汁を順番に飲み干していった。
その後も、牛がUFOにさらわれる映像から宇宙人とバトルを展開するアニメーションが流れる演出に続き「宇宙ジャンボリー」を披露したり、王子様ふうのロングジャケットに身を包みクールなダンスチューン「サラブレッド御曹司CITY BOY」を熱演したり、バラエティに富んだ演出とステージングでみ!るきーずを魅了した5人。キラーチューン「テルネロファイター」では牛の着ぐるみを着たキッズダンサーズとのコラボし、会場を興奮の渦に巻き込んでいく。そして勇斗の「進化した僕らを見てください」という言葉に続いてラストナンバーの「上昇思考クライマー」へ。5人は全身全霊のパフォーマンスを届け、本編を締めくくった。
「もう一杯! もう一杯!」のコールでステージに戻ってきた5人は、感謝の思いを伝えるように「Special Thanx」を披露。そしてMCではツアー最終日を迎えての思いをそれぞれに語った。太智が「今回、初めてのストーリー仕立てのライブに挑戦させてもらいました。次もまた新しいことができたらなと思えるツアーでした」と抱負を明かせば、勇斗は「本番前もステージの後ろでメンバーと緊張してたんです。でも、みんなの楽しそうな笑顔を見ると僕らのパワーになりました。そして、まだまだ僕らもっと大きな舞台を皆さんと一緒に見たいと思ってるし、皆さんに見せたいです。これからもずっと、僕らがおじいちゃんになっても応援してください!」と意気込む。
悠稀は「上京して環境がすごく変わって、不安になったりすることが多かったんですけど、こうしてツアーをしてみんなに会ったら、これからもずっと一緒にみんなといたいなと思いました。ライブをすると、いつもみんなが『元気くれてありがとう』ってコメントを送ってくれるんです。でも、こっちの方がありがとうって思ってるから、こうしてみんなと近くで会えるライブで、感謝の気持ちをちゃんと伝えていきたいと思いました!」とみ!るきーずへの熱い思いを伝え、瑞生も「僕らは、皆さんのことが大好きです。そんな僕らのことを、皆さんも好きでいてください。好きでいてくれる皆さんのことを、僕らはずっと大好きでいます。これからも応援よろしくお願いします!」と熱弁。仁人は「今、自分にできることはなんだろうって考えたら、それは、目の前にある事に全力で取り組むことだと思うので、一生懸命精進したいと思います。そして、僕たちのライブが皆さんの癒しになるようにこれからもがんばりますので、応援よろしくお願いします!」と口にした。
熱いMCを経て、春にぴったりの爽快なポップチューン「桜咲く頃には」でライブはクライマックスへ。最後に5人はマイクを通さず「今日は本当にありがとうございました!」と叫び、み!るきーずに向かって深々とお辞儀をした。
※塩崎太智、山崎悠稀の崎はたつさきが正式表記。
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音楽ナタリー @natalie_mu
【ライブレポート】M!LKが挑戦満載ホールツアー完遂、み!るきーずへの愛と感謝を伝える(写真15枚) #MILK https://t.co/UaKH1ntsJv https://t.co/uzN5UJHZQv