第45回ぴあフィルムフェスティバル(PFF)2023が9月9日に東京・国立映画アーカイブで開幕する。このたび全ラインナップ明らかになった。
自主映画のコンペティションを中心に、“映画の新しい才能の発見と育成”をテーマに掲げて1977年にスタートした同映画祭。8月9日に行われたラインナップ発表会には、映画監督・
自主映画を対象としたコンペティション・PFFアワード2023では、557本の応募作品の中から入選作品22本を上映。グランプリをはじめとする各賞は9月22日の表彰式で発表される。荒木は今年の傾向について「つい最近まで地方に住んでいた人が東京にやって来て、周りに知り合いがいない中、インターネットを通じて仲間を募り、俳優をオーディションして制作したという方が3名ほどいて、すごい時代になったなと思いました。映画制作を始めるにあたってのスタートラインが広がっている、開かれていることを感じています」とコメントした。
PFFでは2028年の第50回を見据えて新企画を始動。PFFが生まれた1970年代から、毎年10年区切りで、自主映画のみならず国内外の当時の傑作の数々を紹介していく。今年は招待作品部門で「イカすぜ!70~80年代」と銘打ち、1970年代から1980年代にかけて発表された作品を上映し、PFFの初期を彩った映画人を偲ぶ。「大森一樹再発見」では、2022年11月に死去した大森一樹による8mmおよび16mmフィルムの自主制作映画や、
また「イカすぜ!70~80年代」内の企画「山中瑶子『あみこ』への道」では、自身もトークゲストとして登壇予定の山中が、自身が影響を受けた1970年代から1980年代の作品として
さらに新作「私の大嫌いな弟へ ブラザー&シスター」の日本公開を控えるフランスの監督
PFFが企画、製作、公開までプロデュースするPFFスカラシップでは、「Journey to the 母性の目覚め」でPFFアワード2021審査員特別賞を受賞した岡田の新作「恋脳Experiment」を初披露。
第45回ぴあフィルムフェスティバルは9月9日から23日まで東京・国立映画アーカイブで実施したのち、10月14日から22日まで京都・京都文化博物館でも開催。すべての上映作品は映画祭公式サイトで確認を。
第45回ぴあフィルムフェスティバル2023
2023年9月9日(土)~23日(土)東京都 国立映画アーカイブ
2023年10月14日(土)~22日(日)京都府 京都文化博物館
※いずれも月曜休館
PFFアワード2023 入選作品
「完璧な若い女性」
「ホモ・アミークス」
「リテイク」
「ちょっと吐くね」
「鳥籠」
「サッドカラー」
「USE BY YOUTH」
「ただいまはいまだ」
「移動する記憶装置展」
「また来週」
「ふれる」
「Flip-Up Tonic」
「ParkingArea」
「逃避」
「うらぼんえ」
「こころざしと東京の街」
「リバーシブル/リバーシブル」
「肉にまつわる日常の話」
「Sewing Love」
「じゃ、また。」
「ハーフタイム」
「不在の出来事」
招待作品部門「イカすぜ!70~80年代」
大森一樹再発見
「革命狂時代」
「ヒロシマから遠く離れて」
「空飛ぶ円盤を見た男1」
「空飛ぶ円盤を見た男2 銀幕死闘編」
「空飛ぶ円盤を見た男3 エネルギーマン」
「明日に向って走れない!」
「死ぬにはまにあわない!」
「
「夏子と長いお別れ」
「女優時代」
「悲しき天使」
斎藤久志再発見
「うしろあたま」
「0×0(ゼロカケルコトノゼロ)」
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ワンピース「Whatever」
ワンピース「DON'T LOOK BACK IN ANGER」
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特別企画「斎藤監督の現場で出会った3人が語り、秘蔵映画をみせる」(ゲスト:
日比野幸子プロデューサー再発見
「杳子」
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山中瑶子「あみこ」への道
「ホーリー・マウンテン」
「ポゼッション」
「あみこ」
「おやすみ、また向こう岸で」
塩田明彦監督がみつめる相米慎二の少年少女
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アルノー・デプレシャン監督「女囚701号 さそり」を語る
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驚異のデビュー作
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「ビハインド」
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アルノー・デプレシャン監督特集
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「イスマエルの亡霊たち」
ピーター・バラカン氏による音楽映画シリーズ ブラック&ブラック
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第29回PFFスカラシップ作品「恋脳Experiment」世界初上映
「恋脳Experiment」
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塚本晋也tsukamoto_shinya @tsukamoto_shiny
去年亡くなった斎藤久志さんと作った『サンデイドライブ』を上映します。この作品に出演したことはお芝居をする上で大きな転換に。オリジナルの短編も同時上映します。 https://t.co/ZRrRNx5zEa