「水は海に向かって流れる」田島列島×又吉直樹の24分に及ぶ対談映像が公開

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映画「水は海に向かって流れる」の原作者である田島列島とお笑い芸人の又吉直樹ピース)が対談。その模様を収めた24分に及ぶ動画がYouTubeで解禁された。

左から田島列島、又吉直樹。

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「水は海に向かって流れる」ポスタービジュアル

前田哲が監督を務めた本作は、過去の出来事から心を閉ざしたワケありOL・榊千紗と、彼女が暮らすシェアハウスに入居してきた高校生・熊沢直達の物語。広瀬すずが榊、大西利空が直達に扮した。対談では又吉が原作の魅力を語ったのち、田島が実写映画化が決まったときの心境を振り返る。又吉から実写化にあたって不安がなかったか問われると「マンガにした時点で私のやることは終わってる。あとは何がどうなろうと、お金はもらえるし(笑)。もう全部お任せ」とあっけらかんとした様子で答えた。

「水は海に向かって流れる」場面写真

完成した映画を観た又吉は、登場人物について「少し形が変わった部分もありましたけど、新たにすごく個性的で面白い、魅力的なキャラクターになっていた」「原作の好きなセリフがそのまま使われているところもたくさんあって、すごく僕は好きでした」と率直に感想を話す。一方の田島が、映画の中で印象的だったシーンとして、原作にはない直達が全力疾走する場面を挙げ「マンガで走っているところを描いてもあまりグッとこない。(実写だと)若者が走っているだけで胸がいっぱいになる」と話すと、又吉も「人間の体を通すからこそ伝わるものがありますよね」と共感を寄せた。

「水は海に向かって流れる」場面写真

田島は「榊さんの感情を任せる女優さんがこの人でよかった」と、広瀬が演じた榊を改めて称賛。又吉も笑顔を見せない榊を「内面に消化しきれない大きな出来事を抱えているキャラクターで。そのことを周りに積極的に語るわけでもない、自分の中にとどめておこうとしている」と分析したうえで、「無表情ではなくて、ちゃんと自分の抱えているものへの抵抗みたいなものがずっと表情に出ている」「喜怒哀楽とか。言語化できるわかりやすい感情ではなくて、もうちょっといろんな要素が複雑に混ざっている状況。その顔ができる、すごく稀有な方だなと思った」と、広瀬の演技をたたえている。

このほか2人は映画の好きなセリフやシーン、原作ができていく過程、創作の原点などを語り合った。「水は海に向かって流れる」は全国で公開中。

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(c)2023映画「水は海に向かって流れる」製作委員会 (c)田島列島/講談社

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