西岡星汰の初主演作「うかうかと終焉」今秋公開 共演に渡辺佑太朗、松本妃代ら

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西岡星汰が映画初出演、初主演を務める「うかうかと終焉」が今秋に東京・テアトル新宿で公開されることが明らかになった。

「うかうかと終焉」ビジュアル

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西岡星汰演じる西島伸太郎。

渡辺佑太朗演じる美濃部軍平。

松本妃代演じる児玉香奈枝。

原作は、大田雄史が結成した社会人演劇ユニット・芝熊(shiba-kuma)の旗揚げ作品として、出口明と共同執筆した戯曲「うかうかと終焉」。廃寮となる木造学生寮を舞台に、そこに住む若者たちの最後の5日間が描かれる。なお原作は第23回日本劇作家協会新人戯曲賞で新人戯曲賞に輝いた。

主人公の西島伸太郎役に「高一ミスターコン2019」「男子高生ミスターコン2019」でグランプリを受賞した西岡がキャスティングされたほか、渡辺佑太朗が廃寮に最後まで抵抗する最年長の寮生・美濃部軍平、松本妃代が伸太郎たちの仲間・児玉香奈枝、三浦獠太が伸太郎の親友・前野中吉、乃中瑞生が伸太郎の恋人・渡辺美月、中山翔貴が少し感覚のズレた寮生・村井均を演じた。監督・脚本は大田が担当し、映画化にあたり自身の母校である京都大学の吉田寮の廃寮問題をベースに脚本を作り直した。

「うかうかと終焉」メイキング写真

太田は「旅立ちを前に将来に不安を感じている方々にも、大昔に旅立ってもうすっかり一人前の皆さんにも、何かを感じ取っていただける物語になっていれば嬉しいです」とメッセージを送る。西岡は「撮影中は、素敵なキャストの皆さんに助けてもらいながら演じることが出来ました。僕自身も、大人になるとはどういうことか、社会に出ることへの想いなど、この作品を通して沢山のことに気が付かされました」とコメントした。

なお本作は全国に劇場公開を広げるためクラウドファンディングを開始。目標金額は100万円で、本日5月24日から6月30日まで募集中だ。支援者には全国共通特別鑑賞券、出演者サイン入り撮影台本、非売品プレスなどが用意されている。詳しくはクラウドファンディングページで確認を。

大田雄史 コメント

かつて、学生が運営を取りしきる「自治寮」というものが各地にありました。
そこでは学生たちは好き放題に暮らし、バカをやり、
しかし時に寮の運営方針をめぐって本気で議論したりしていました。
私が大学生時代を過ごした京都には、まだいくつかの自治寮が残っていました。
私は寮生ではありませんが、演劇活動をする中で彼らと交流する機会を得ました。
みな個性的で魅力的で自由と文化を愛していました。
このお話は、ある学生寮の最後の5日間の物語です。
3月の終わり、閉鎖が決まった学生寮に、つい最後まで居残ってしまった人たち。
彼らは自分なりの区切りをつけ、それぞれのやり方で寮を去っていきます。
希望に溢れていたり、そうでもなかったり…そんな、別れと旅立ちの物語です。
旅立ちを前に将来に不安を感じている方々にも、大昔に旅立ってもうすっかり一人前の皆さんにも、
何かを感じ取っていただける物語になっていれば嬉しいです。

西岡星汰 コメント

今作が初の映画出演、映画初主演という事もあり、思い入れのある作品になりました。
この作品が沢山の方に届き、見た方が学生生活や就職活動を思い出したり、今学生の方々へは悩みの解決のヒントになれば凄く嬉しいです。
撮影中は、素敵なキャストの皆さんに助けてもらいながら演じることが出来ました。
僕自身も、大人になるとはどういうことか、社会に出ることへの想いなど、この作品を通して沢山のことに気が付かされました。
この作品に今、出会う事が出来て本当に嬉しかったです。
僕も映画が凄く好きなので「うかうかと終焉」が映画館で放映されるのが楽しみで、皆さんにも是非映画館で鑑賞していただきたいです! 映画「うかうかと終焉」をよろしくお願いします!

渡辺佑太朗 コメント

100年もの歴史がある大学寮の終焉までの最後の5日間を一粒も溢れ落ちないように皆さんと丁寧に創っていきました。
寮で寝食を共にしているけれど年齢も寮生活歴もバラバラで、友達でもあり、でもなんだかそれ以上の関係性でもあり…僕自身寮生活は経験した事無かったのですが、美濃部という人物を演じた経験は掛け替えのない時間でした。
それぞれの想いを抱えた登場人物達が「退寮」を通して見えてくる生き様を是非劇場でご覧ください。

松本妃代 コメント

この物語は小さな学生寮が舞台です。児玉という役を通して、みんなとの関わりの中で、憤りや虚しさ、そして青春時代の儚くもあたたかい感情が心の中を駆け巡って、短い撮影期間でしたが私にとってとても色濃い時間でした。
大田監督の世界観を大切に、スタッフ、キャストの皆さんと対話をしながら作り上げた大切な作品です。
この作品が、青春時代、そして今やこれからについて考えたり、前を向いて歩いてゆくヒントになればいいなと思っています。

三浦獠太 コメント

出演が決まった時のことを思い返すと、かつて舞台で上演した作品に参加するということにすごくプレッシャーを感じていました。
ですが、監督にとってとても思い入れのあるこの作品で「前野中吉」という役に選んでいただけたこと、とても嬉しく思います!
これから社会人になっていく手前の青春時代だからこそ、生まれる葛藤や人間臭さが滲み出た作品になっています。みなさんぜひ!見に来てください!

乃中瑞生 コメント

渡辺美月役を演じさせていただいた、この「うかうかと終焉」は、私にとっては本格的にお芝居をさせていただいた初めての映画作品でした。
選ばれたことをとても嬉しく思いつつ不安な気持ちもありましたが、大田監督やスタッフの方々、そして共演者の方たちに沢山フォローしていただき、自分なりに精一杯美月を演じることができました。
観たあとには心がじんわり温まり、何かで悩んでる方は一歩踏み出す勇気をもらえるような素敵な内容です。この作品に関わらせていただけたことに感謝の気持ちでいっぱいです。公開迄がとても待ち遠しく楽しみにしています。

中山翔貴 コメント

脚本をまず読ませてもらった時、取り壊しの決まった学生寮の最後の5日間を描く面白い設定だなと引き込まれました。
それと同時に、言葉にならないモヤモヤした感情を寮生の一人一人が抱えていて、それを表現するのは大変な作品だなと感じたのが正直な感想でした。
ですが、寮生のキャストの皆さんの演技がリアルで、見る人によっては学生時代を思い出して苦しくなったり、懐かしさを感じたりするそんな作品になっていると思います。
僕が演じる村井の出てくるシーンは物語の空気を変える、スパイスのような存在になっているかなと思いますので是非そこにも注目しながらご覧になって頂けると幸いです!

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(c)「うかうかと終焉」製作委員会

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