ペ・ドゥナ出演、「私の少女」監督8年ぶりの新作「Next Sohee」が日本公開

9

286

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 72 184
  • 30 シェア

「空気人形」「ベイビー・ブローカー」などで知られるペ・ドゥナと、新進女優のキム・シウンが主演を務めた韓国映画「Next Sohee(英題)」が、「あしたの少女」の邦題で8月25日に公開される。

「あしたの少女」場面写真

大きなサイズで見る(全5件)

「あしたの少女」ポスタービジュアル

同作は、ペ・ドゥナ主演の映画「私の少女」で長編監督デビューを飾ったチョン・ジュリの8年ぶりの新作。2022年に韓国映画としては初めてカンヌ国際映画祭 批評家週間の閉幕作品に選ばれ、第23回東京フィルメックスでは審査員特別賞に輝いた。そのほか多くの国際映画祭で受賞している。

「あしたの少女」場面写真

「あしたの少女」場面写真

物語の舞台は現代の韓国。ダンスが好きな明るい高校生・ソヒは、担任から紹介された大手通信会社の下請けのコールセンター運営会社で実習生として働き始めるが、劣悪な環境や指導役の自殺に神経をすり減らしていき、ある日、凍てつく貯水池で遺体となって発見される。刑事のユジンは彼女を自死に追いやった会社の労働環境を調べ、いくつもの根深い問題をはらんだ真実に迫っていく。ペ・ドゥナが事件の真相究明に執念を燃やすユジン、キム・シウンがソヒを演じた。

同作は2017年に韓国で起きた事件をモチーフに、2部構成で描かれた。ソヒがコールセンターで働く前半のパートは物語のベースになった事件が忠実に再現され、英題の「Next Sohee(次のソヒ)」が示す通り、ソヒのような犠牲者を二度と生み出すべきではないという願いを込めて作られた。ユジンが登場する後半はチョン・ジュリの創作で、韓国の労働問題を追及してきたジャーナリストらに触発され、ユジンのキャラクターを構築した。なお、チョン・ジュリは、当初からペ・ドゥナの起用を想定して脚本を書いたという。

「あしたの少女」は、東京・シネマート新宿ほか全国でロードショー。チョン・フェリンカン・ヒョンオパク・ウヨンチョン・スハシム・ヒソプチェ・ヒジンもキャストに名を連ねる。

この記事の画像(全5件)

(c)2023 TWINPLUS PARTNERS INC. & CRANKUP FILM ALL RIGHTS RESERVED.

読者の反応

  • 9

すず @in_val_sz

「私の少女」監督の新作だから「あしたの少女」…

日本の配給会社のこういう極めて安直で思考停止な邦題は健在なのですね😑 https://t.co/GiveBBvE6e

コメントを読む(9件)

おすすめの特集・インタビュー

リンク

このページは株式会社ナターシャの映画ナタリー編集部が作成・配信しています。 あしたの少女 / ペ・ドゥナ / チョン・ジュリ / チョン・フェリン / カン・ヒョンオ / パク・ウヨン / チョン・スハ / シム・ヒソプ / チェ・ヒジン の最新情報はリンク先をご覧ください。

映画ナタリーでは映画やドラマに関する最新ニュースを毎日配信!舞台挨拶レポートや動員ランキング、特集上映、海外の話題など幅広い情報をお届けします。