井樫彩「溶ける」がカンヌ映画祭シネフォンダシオン部門に正式招待

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井樫彩の監督作「溶ける」が、第70回カンヌ国際映画祭シネフォンダシオン(学生映画)部門の正式招待作品に決定した。

「溶ける」

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「溶ける」

第4回なら国際映画祭2016の学生映画部門NARA-waveにてゴールデンKOJIKA賞に輝いたほか、第28回東京学生映画祭で準グランプリ、PFFアワード2016で審査員特別賞を受賞した本作。田舎町を舞台に、感情を抑えるため川に飛び込むことを日課とする女子高生・真子の姿が描かれる。

「溶ける」

「溶ける」

今回のノミネートを受け井樫は「この作品が海外へ行くのは初めてのことなので、不安もありますが、手から離れた我が子の発表会を観に行くような気持ちです。この経験を糧に、これからも精進していきます」とコメント。また、なら国際映画祭の理事長を務める河瀬直美は「今後も『奈良から世界へ』はばたく若手監督の助力となるよう、なら国際映画祭は、カンヌとのパートナーシップを深めてゆきたいと思います」と述べている。

「溶ける」は、配信サイト・青山シアターでオンライン上映中。

※河瀬直美の瀬は旧字体が正式表記

井樫彩 コメント

作品が完成してから、ありがたいことにたくさんの方々に作品を観ていただく機会がありました。その機会が増えれば増えるほど、作品が自分の手から離れていく感覚があり、賛否両論の反応を受け取ることに、驚きと感謝を感じていました。この作品が海外へ行くのは初めてのことなので、不安もありますが、手から離れた我が子の発表会を観に行くような気持ちです。この経験を糧に、これからも精進していきます。
また、どうしようもないスタート地点から完成まで、一緒にやり遂げてくれたスタッフである仲間たちには本当に感謝しています。うだるような暑さの中、共に作品を作りあげるのだと、もがいた夏はかけがえのない宝です。必ずどこか知らない場所へ連れて行くと、わずかのプレッシャーを抱えながら思っていましたが、このような最良のカタチを迎えることができ、スタッフ・キャストのみんなに心から「おめでとう」と「ありがとう」を伝えたいです。

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