ジョニー・デップら「ブラック・スキャンダル」北米プレミアでトロントに登場

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現地時間9月14日、カナダで開催中の第40回トロント国際映画祭にて「ブラック・スキャンダル」の北米プレミア上映が行われた。

第40回トロント国際映画祭「ブラック・スキャンダル」北米プレミアの様子。左からジョニー・デップ、スコット・クーパー、ジョエル・エドガートン。

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第40回トロント国際映画祭「ブラック・スキャンダル」北米プレミアの様子。左からスコット・クーパー、ケヴィン・ベーコン、ダコタ・ジョンソン、ジュリアンヌ・ニコルソン、ジョエル・エドガートン、ジョニー・デップ。

本作は、凶悪犯ジェームズ・“ホワイティ”・バルジャーをジョニー・デップが演じた実録犯罪ドラマ。ジョエル・エドガートン、ベネディクト・カンバーバッチ、ケヴィン・ベーコンらが脇を固め、監督を「クレイジー・ハート」のスコット・クーパーが務めている。

左からスコット・クーパー、ジョニー・デップ。

トロント国際映画祭に登場したのは、キャストのデップ、エドガートン、ベーコン、ダコタ・ジョンソン、ジュリアンヌ・ニコルソン、監督のクーパー。デップは「ジェームズ・バルジャーの話は知っていたし、魅了されていた。実在しないキャラクターの場合は、誇張することができる。だが実在した人、あるいは今も実在する人を演じる場合は、その人、真実、歴史に対する責任を背負うことになる。ジェームズ・バルジャーの外見をできるだけ正確に再現することは、とても重要だった。そのために僕は、メイクアップアーティストと一緒に顔の作りからすべてをじっくりと考えた。メイクのプロセスには、毎日2時間かかったよ」と、役作りや実在する人物を演じる際の心構えを語った。

第40回トロント国際映画祭「ブラック・スキャンダル」北米プレミアにて、ファンと交流するジョニー・デップ。

エドガートンは、自身が演じたジョン・コノリー本人には会わなかったという。「彼はこの出来事を違った側から受け止めていて、自分はスケープゴートにされたと感じている。そんな彼に『映画を作るから話を聞かせて』というのは、変な話のような気がした。彼の同僚からたっぷり話を聞けたりして、(役作りの)素材は十分にあったしね。それに、これは真実にもとづく映画だが、あくまで僕らのバージョンの真実だ。ジェラード・オニールとディック・レイアが書いたすばらしい原作本をもとに、スコットが持つビジョンに従って語る真実。そして僕は、僕のバージョンのジョン・コノリーを演じたんだ」と、ギャングに操られるFBIエージェントという難役に挑んだ心境を明かす。

そしてクーパーは「今作は、ドキュメンタリーではない。映画にふさわしいストーリーは、精神面、感情面、人間性から来る。僕はギャング物を作るつもりはなかった。キャストやクルーにも、『これは人間ドラマだ』と言ったんだ」とコメント。「ジョニーの変貌の仕方には、すごいものがあったね。スクリーンで観る彼は、彼本人とは似ても似つかないんだ」と、デップの“カメレオン俳優”ぶりを称賛した。

「ブラック・スキャンダル」は、2016年1月30日に日本公開。

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(c)2015 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC., CCP BLACK MASS FILM HOLDINGS, LLC, RATPAC ENTERTAINMENT, LLC AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC

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