劇団太陽族1年ぶりの新作「戻り道に惑う」は家出少女と地域コミュニティのその後の物語

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劇団太陽族「戻り道に惑う」が3月に大阪と長崎で上演される。

劇団太陽族「戻り道に惑う」チラシ表

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「戻り道に惑う」は劇団太陽族による1年ぶりの新作公演。2015年に実際に起きたとある少女の家出事件をもとに、小さな地域コミュニティの揺らぎを描く作品で、岩崎正裕が作・演出を務める。14歳で家出をし、遠い町で男と暮らしていた少女。少女の発見と共に男は逮捕され、町は一時騒然としたが、やがて落ち着きを取り戻した。時が経ち、再びその町に大人になった少女が戻って来て……。

出演者には岸部孝子、佐々木淳子、桐子、中西由宇佳、韓寿恵、森本研典が名を連ねた。公演は3月13日から17日まで

大阪・ウイングフィールド、23・24日に長崎・アトリエPentAにて行われる。チケットの一般販売は2月3日にスタート。

岩崎正裕コメント

自身が還暦を迎えてまだ演劇をやっているとは若い頃思っていなかった。最近になって人の一生というものは周回軌道を描いていてまた元の地点に戻るように思われる。タイトル「戻り道に惑う」はそんな気分を映している。実際にあったある少女の家出事件を題材に、その少女が大人になり、かつて逃げ込んだコミュニティに舞い戻り、そこに暮らす人びとに揺らぎが生じる。現在の劇団太陽族だからこその役者の年齢幅を活かして新作を創る。周回軌道だからといってスピードは速くも遅くもならない。ただ淡々とそこに向かうのみだ。

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劇団太陽族「戻り道に惑う」

2024年3月13日(水)~17日(日)
大阪府 ウイングフィールド

2024年3月23日(土)・24日(日)
長崎県 アトリエPentA

作・演出:岩崎正裕
出演(五十音順):岸部孝子、佐々木淳子、桐子、中西由宇佳、韓寿恵、森本研典

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