「スリル・ミー」2023年版に尾上松也×廣瀬友祐、木村達成×前田公輝、松岡広大×山崎大輝

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ミュージカル「スリル・ミー」が、9月7日から10月1日に東京・東京芸術劇場 シアターウエストで上演され、そのあと大阪・福岡・愛知・群馬を巡演する。

ミュージカル「スリル・ミー」ビジュアル

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「スリル・ミー」は、1920年代にアメリカで起きた殺人事件をもとにしたミュージカル。Stephen Dolginoffが原作・脚本・音楽を手がけた。2名のキャストと1台のピアノで、ニーチェの“超人”思想に傾倒する“彼”と、“彼”に特別な思いを抱く“私”の関係が描かれる。

左から尾上松也、廣瀬友祐。

左から木村達成、前田公輝。

左から松岡広大、山崎大輝。

日本では2011年の初演以来、さまざまな顔合わせで上演が重ねられてきた。8度目の上演となる今回は、これまで同様に演出を栗山民也が担当し、出演者には新キャストを交えた3組6名が決定。このたび2014年版に出演した尾上松也と本作初参加となる廣瀬友祐、本作初参加かつ初共演となる木村達成前田公輝が、それぞれ“私”と“彼”として新タッグを組むほか、前回の2021年版で初参加した松岡広大山崎大輝のコンビが再び登場する。各キャストのコメントは以下の通り。

ミュージカル「スリル・ミー」2021年版より、松岡広大扮する“私”(左)と山崎大輝する“彼”(右)。(撮影:田中亜紀)

ミュージカル「スリル・ミー」2014年版より、尾上松也扮する“私”(左)。右は柿澤勇人扮する“彼”。(撮影:渡部孝弘)

尾上松也コメント

初めて「スリル・ミー」に出演させて頂いたのは、9年前の2014年でした。あれから、もう一度挑戦したいとずっと願っておりました。そして今年、その思いがようやく叶います。

この9年の様々な経験が、どの様な形で作品に反映出来るのか、自分でも今からとても楽しみです。僕自身この作品のファンですので、その思いも込めて精一杯つとめたいと思います。元彼と別れて新しい彼とまた0からの挑戦です。是非劇場にお越し下さい。

廣瀬友祐コメント

これまでも素晴らしい俳優の方々が演じ、上演を繰り返しているこの作品に出演させて頂けること、心から感謝します。「究極」という概念に向き合うにはとても恐怖心がありますが、真摯に取り組みたいと思います。

木村達成コメント

人間って怖いですね、何がほんとで何が嘘なのかわからない。僕らが普段している会話のどこまでが本音で、、、僕は、つまらない人間にはなりたくないし、全て正直にさらけ出すつもりは微塵もありません。常識を常にぶち壊す、そんな作品に魅力を感じ、出会えたことは嬉しいことです。何としてでも愛するひとと共にいたい、この強い「私」の思いすらも、それが誠なのか、悩む日々がまた始まります。

前田公輝コメント

数々のキャストの方が演じられてきた「スリル・ミー」。初めて観劇した時の、圧倒的に曲がった自尊心と普遍的な愛に強烈な印象を受けた気持ちを大切に、新たな「彼」を生み出せるよう頑張ります。木村達成さんとは初共演ではありますが、ミュージカル「ロミオ&ジュリエット」で2019年版・2021年版で同じキャラクターを演じたこともあり、ご縁を感じます。2人の依存関係、人間の本質、無制御な本能のお芝居に身を委ねて、来てくださるお客様に耳を覆いたくなる場面描写でもミュージカルだからこそ誘える「スリル・ミー」の世界に演出の栗山民也さんと共に準備を進めていけたらと思います。

松岡広大コメント

今回も参加させて頂くことになりました。前回からより深化させていく箇所も新たな発見も、山崎大輝くんと臨みます。きっと大丈夫です。この作品は手放しで楽しんでくださいとは言い難いです。暗く、忌避するお話かと思います。沢山あるいくつかの理由として「自分たちのことを語っているから」、あるいは「現在でも偶然性があるから」と考えます。深淵や悪意、それらを見て、己と周りを知ることの一助となれば幸いです。そしてその既知が今後の生に繋がれば。そのために、然るべき深淵を創ります。

山崎大輝コメント

2021年に「彼」として立たせていただいて、お芝居の面白さを改めて教えていただき考え方が変わりました。100分間2人で立つこの作品のスリルに僕は虜になっているという事を今感じます。今回また新しい目標を掲げて臨みたいと思いますし、その先で更に皆様にもこの作品の虜になっていただけるよう精一杯努めたいと思います。

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ミュージカル「スリル・ミー」

2023年9月7日(木)~10月1日(日)
東京都 東京芸術劇場 シアターウエスト

※大阪・福岡・愛知・群馬公演あり。

原作・脚本・音楽:Stephen Dolginoff
翻訳・訳詞:松田直行
演出:栗山民也
出演:尾上松也廣瀬友祐 / 木村達成前田公輝 / 松岡広大山崎大輝
ピアニスト:朴勝哲、落合崇史、篠塚祐伴

読者の反応

ニーチェの言葉 ファン @ni_ic

2名のキャストと1台のピアノで、ニーチェの“超人”思想に傾倒する“彼”と、“彼”に特別な思いを抱く“私”の関係が描かれる

「スリル・ミー」2023年版に尾上松也×廣瀬友祐、木村達成×前田公輝、松岡広大×山崎大輝(コメントあり) - ステージナタリー https://t.co/IGM4KYWheT

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