国立劇場の初春歌舞伎公演、尾上菊五郎監修「四天王御江戸鏑」が10年ぶりに登場

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令和3年初春歌舞伎公演「四天王御江戸鏑」が、1月3日から27日まで東京・国立劇場 大劇場で上演される。

令和3年初春歌舞伎公演「四天王御江戸鏑」チラシ

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江戸後期に活躍した狂言作者・福森久助による「四天王御江戸鏑」を、尾上菊五郎の監修により10年ぶりに上演する。劇中では、源氏への復讐と天下掌握を企てる相馬太郎良門の野望や、源頼光に仕える渡辺綱ら“四天王”の活躍が描かれる。さらに初演に出演していた3代目尾上菊五郎にちなみ、尾上家のお家芸“土蜘蛛”も登場する。

鳶頭中組の綱五郎実ハ渡辺源次綱を菊五郎、茨木婆実ハ良門伯母真柴と一条院を中村時蔵、相馬太郎良門と平井左衛門尉保昌と袴垂保輔を尾上松緑、女郎花咲実ハ葛城山の土蜘蛛の精と大宅太郎光圀を尾上菊之助が勤めるほか、出演者には坂東彦三郎坂東亀蔵中村梅枝中村萬太郎、市村竹松、尾上右近、市村光、市村橘太郎片岡亀蔵河原崎権十郎坂東秀調市村萬次郎、市川團蔵、坂東楽善が名を連ねた。

国立劇場では今回、正月恒例の鏡開きや曲芸、獅子舞、舞台上からの手ぬぐいまきを実施しないが、本公演のプログラム購入者に抽選で、国立劇場オリジナルの手ぬぐいをプレゼントする。

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令和3年初春歌舞伎公演「四天王御江戸鏑」

2021年1月3日(日)~27日(水)
東京都 国立劇場 大劇場

作:福森久助
監修:尾上菊五郎

出演

鳶頭中組の綱五郎実ハ渡辺源次綱:尾上菊五郎
茨木婆実ハ良門伯母真柴 / 一条院:中村時蔵
相馬太郎良門 / 平井左衛門尉保昌 / 袴垂保輔:尾上松緑
女郎花咲実ハ葛城山の土蜘蛛の精 / 大宅太郎光圀:尾上菊之助
やきいもの金 / 碓井靫負尉貞光:坂東彦三郎
はらぶとの福 / 酒田主馬佑公時:坂東亀蔵
源頼光:中村梅枝
三番叟 / 卜部勘解由季武:中村萬太郎
鰈七郎盛付:市村竹松
三番叟 / 弁の内侍:尾上右近
鮃九郎一裂:市村光
たるぬきの正:市村橘太郎
伴森右衛門:片岡亀蔵
皮肉の喜兵衛:河原崎権十郎
豊後次郎忠政:坂東秀調
鰊の局:市村萬次郎
西光坊天山:市川團蔵
星鮫入道蒲鉾:坂東楽善
ほか

※中村萬太郎は1月3日から15日まで、尾上右近は16日から27日まで三番叟を勤める。

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ryugo hayano @hayano

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