TAAC東京進出後初の公演、余命宣告された父役に三上市朗

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TAAC「だから、せめてもの、愛。」が、12月26日から30日まで東京・「劇」小劇場で上演される。

三上市朗

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TAACは、タカイアキフミが昨年2018年に大阪で立ち上げたユニット。TAACにとって東京進出後初の作品「だから、せめてもの、愛。」では、余命半年と宣告されながらも生き延びる父と、その家族の物語が描かれる。父役には三上市朗、母役には美津乃あわ、長男役には須貝英がキャスティングされた。

作・演出を手がけるタカイは、“余命モノ”が苦手であることを前置きしつつ、「今回TAACは、あえて【余命モノ】をやります。今の日本社会を投影した新しい【余命モノ】に挑戦します」とコメント。「TAACにとって、今回が東京進出後初の公演です。ド年末、素晴らしい同志たちとともに下北沢にてお待ちしております」と観客にメッセージを送った。

タカイアキフミ コメント

【余命モノ】と呼ばれるジャンルがあります。僕はそれがあまり得意ではありません。得意ではありませんが、いざ観ると泣きます。むしろ人並み以上に泣きます。でも、人の死は涙を流すための装置ではありません。
涙を流すために消費されるべきものではありません。だから、あまり得意ではないのだと思います。
だけど、今回TAACは、あえて【余命モノ】をやります。今の日本社会を投影した新しい【余命モノ】に挑戦します。

「だから、せめてもの、愛。」は、余命半年と宣告されながら3年経っても死なない父とその家族たちの話。父の死という明確なゴールを失ったことで、それぞれの歩幅が合わなくなっていく日々を描きます。

「父」に三上市朗さん、「母」に美津乃あわさん、「長男」には須貝英さん、そしてほかにも素晴らしい俳優の方々をお迎えし、新しい【余命モノ】をつくりあげたいと思います。

TAACにとって、今回が東京進出後初の公演です。
ド年末、素晴らしい同志たちとともに下北沢にてお待ちしております。

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TAAC「だから、せめてもの、愛。」

2019年12月26日(木)~30日(月)
東京都 「劇」小劇場

作・演出:タカイアキフミ
出演:三上市朗美津乃あわ須貝英加藤ひろたか橋爪未萠里用松亮、森崎健康、大塚由祈子

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