はえぎわ20周年、ノゾエが思い込める「今生きてる。それだけで十分じゃないか」

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はえぎわ「桜のその薗~ミワクの鳥が踊る町の山の川の果ての鈴鳴る滝で一人龍を征す~」が昨日1月31日に開幕した。

はえぎわ「桜のその薗~ミワクの鳥が踊る町の山の川の果ての鈴鳴る滝で一人龍を征す~」より。(撮影:ウメサワミユキ)

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はえぎわ「桜のその薗~ミワクの鳥が踊る町の山の川の果ての鈴鳴る滝で一人龍を征す~」より。(撮影:ウメサワミユキ)

本作は、はえぎわの結成20周年を記念して上演される、劇団にとって約2年半ぶりとなる新作公演。チェーホフの「桜の園」のエンディングのような、桜の切り株が点在する空間で、バイト暮らしの女は、ある若い娘を弓矢で射ってしまう。女とその先輩は、娘を病院には連れて行かず自分たちで介抱しようとするが、やがて娘に“桜”という名前をあてがい、娘のひととなりをも作り上げていき……。

開幕に際し作・演出のノゾエ征爾は「20周年で描くのは、少し落ち着いて、解散にまつわる物語です。かつて桜が咲き誇っていた切株の森で繰り広げられる、かつてそこそこ咲いていた人々の、今の話。今生きてる。それだけで十分じゃないか。なんて思いつつ、ただただ是非観ていただきたい気持ちでいっぱいです」とコメントしている。

はえぎわ「桜のその薗~ミワクの鳥が踊る町の山の川の果ての鈴鳴る滝で一人龍を征す~」より。(撮影:ウメサワミユキ)

出演者には井内ミワク町田水城鈴真紀史滝寛式竹口龍茶踊り子あり川上友里鳥島明富川一人山口航太、ノゾエら劇団メンバーに加え、中薗菜々子、茂手木桜子が名を連ねている。公演は2月6日まで、東京のザ・スズナリにて。

ノゾエ征爾コメント

ノゾエ征爾

20年です。
初期のハチャメチャ期から、脱ぎまくりのアングラ期、やたら壮大な物語期、チョークを使ったオシャレ気味期、セットを無くしたシンプル期、そして今は??
20年を経て、未だスタイルの確立しない、いや、スタイルを確立しないスタイルで、
20周年で描くのは、少し落ち着いて、解散にまつわる物語です。
かつて桜が咲き誇っていた切株の森で繰り広げられる、
かつてそこそこ咲いていた人々の、今の話。
今生きてる。それだけで十分じゃないか。
なんて思いつつ、ただただ是非観ていただきたい気持ちでいっぱいです。
20年間どうもありがとうございました。

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はえぎわ「桜のその薗~ミワクの鳥が踊る町の山の川の果ての鈴鳴る滝で一人龍を征す~」

2019年1月31日(木)~2月6日(水)
東京都 ザ・スズナリ

作・演出:ノゾエ征爾
出演:井内ミワク町田水城鈴真紀史滝寛式竹口龍茶踊り子あり川上友里鳥島明富川一人山口航太、ノゾエ征爾、中薗菜々子、茂手木桜子

読者の反応

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レモンボーイ @lemonboy8307

明日観に行く。楽しみ😊

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