参加条件は「地元が好き」よしもとふるさと劇団スタート

本日7月23日、東京・吉本興業にて、「よしもとふるさと劇団」プロジェクト発表会見が行われた。

これは、住みます芸人が中心となってその街の物語を舞台化するというプロジェクト。本日よりエントリー受付がスタートしており、参加条件は「地元が好き。」のみ。ザ・プラン9・お～い！久馬、マンボウやしろ、ニブンノゴ！宮地、オコチャ、クレオパトラ長谷川らが脚本づくりをサポートする。脚本決定後、地元の人たちで劇団員オーディションを実施。47都道府県エリアスタッフ全面協力のもと、旗揚げ公演、第2回、第3回公演、学校での上演、県内外での巡業公演を行い、地域劇団として定着させ継続運営を目指す。

ハリガネロック・ユウキロックMCのもと、会見にはこの応援のため、福岡・北九州市観光大使ロバート、静岡・御殿場市観光親善大使トータルテンボス、長野・信濃大町観光大使・鉄拳が登場。ロバートは秋山と馬場が地元出身だが、山本は群馬出身ということで、ユウキロックが「どうなされたんですか？」とシビアにツッコミを。山本は「北九州市さんがお優しいから、僕もって言ってくれたんですよ！」と言いつつ、自らの地元の大使になるべく両親が役所に打診していたことも判明。近々任命式も行われるという。

トータルは、「ロバートみたいにややこしくない」と2人とも純粋な御殿場市民であることをアピール。静岡の番組企画では、御殿場以外の地域でも観光大使をもらっているという人気ぶりだった。鉄拳は5月に大使になったばかりだが、すでに地元大町からの応援がすごいと噂に。昨年2012年年末に「情熱大陸」が放送された時点ですでに「大町の視聴率は90％だったのでは」という話も出ていた。

続いて、住みます芸人である宮城のオコチャ、群馬のアンカンミンカン、神奈川の囲碁将棋、愛知のサムタイムズ、大阪のspan!、鹿児島のビューティーメーカーも登場。それぞれここぞとばかりのギャグやモノマネで元気に地元をアピールした。さらにここで、応援団長として西川きよしがこのプロジェクトを激励。住みます芸人の素晴らしさを伝えるため、地元の観光客を倍増させたというサムタイムズを賞賛しようとしたが、「サムスンどこにおるの？」と名前を間違えてしまう場面も。さらに「なかなか会うことがないので、いま挨拶しとかないと」といきなり舞台上で鉄拳に丁寧にお辞儀をするなど、ベテランの腕で周囲を笑わせた。

また、「これまで大使に就任したことがない」という西川が大使の依頼を断ってるのではという話になると、「ええかっこしてるんじゃないですか？」と、ツッコミが冴え渡っていたユウキロックが師匠にも鋭くツッコミ。西川から「なんで君コンビやのに1人で仕事してるんや！」と切り返されるも、「師匠も同じようなときあったでしょ」と再びパスを。しかし「君のところは正常な状態やろ」と言われ返す言葉がなくなり、ツッコミ合戦はベテラン西川に軍配があがった。

その後、各芸人たちが自分たちの地元でやりたい話をプレゼン。ロバートは、「パンチパーマ発祥の地」ということで、「劇団パンチパーマやりたいですね。劇団員もお客さんも全員パンチパーマ。パンチの利いた話を」と提案した。また、span!は一寸法師が道頓堀川が舞台という伝承があることから、「池乃めだか師匠に一寸法師役を」というと周囲から「おお」という声が。しかし道頓堀川に一寸法師伝説があることを知らなかった西川は「ほんまか？」と半信半疑で、「横山やすしが蘇る話」と別の話が持ち上がってしまった。

そして、このプロジェクトのさきがけである「湯原温泉 江西劇団」を作った岡山住みます芸人の江西あきよしがお芝居を上演。地元の劇団員たちと一緒に、桃太郎をモチーフにした芝居を披露した。上演後江西は「いーやー、やりづらいっすねー。大師匠おる、先輩おる、後輩おる、記者さんいっぱいおる。どこ見てもアウェイ（笑）」と苦笑い。しかし笑顔で「みなさんが楽しんでくれれば、せーの」と掛け声をかけると、劇団員たちとともに、自身のギャグ「エニシング、オーケー！」と声を揃えた。最後は全員で「エイエイオー！」とプロジェクト成功を願って掛け声。地元住みます芸人たちとともに、自分の地元の劇団を立ち上げたいという人は、ぜひオフィシャルサイトで詳細をチェックしてみよう。