うしろシティトークライブ大盛況、金子の自作衣装も絶賛

昨日5月23日、うしろシティのトークライブ「web★1週間presents うしろシティトークライブ『裁縫男子と料理男子 vol.3』」が東京・阿佐ヶ谷ロフトAにて開催された。

うしろシティは昨年2012年3月から10月にかけて、情報サイト・web★1週間にて交互に物語を綴っていく形で、学園生活をテーマにした交換小説「チョコパイでてきた」を連載。このライブは同連載のスピンオフ企画として開始され、タイトルの通り裁縫男子の金子が自作した洋服をお披露目し、料理男子の阿諏訪がこの日のために監修したフードとドリンクメニューを振る舞う場となっている。

順調に回を重ね、この日で3回目を迎えた同ライブ。登場した2人は満員の会場を見渡して「みんなニヤニヤしてる」（阿諏訪）、「ヒトラーになったみたい。独裁者の気分」（金子）と高揚感を表した。Ustream用のカメラが寄りや引きなどの動きにも対応できると聞いた金子は「めっちゃ動いてやろうかな」とイタズラ心全開。「キングオブコント2012」直後に行った第2回から約7カ月期間が空いたことを振り返りながら、「キングオブコント自慢してた頃ね」「いまだに自慢してる。昨日も自慢したもん」と話し笑いを誘った。

「林のゆううつ」「金子遅刻しました。」と名付けられたオリジナルドリンクで乾杯。この日10分ほど遅刻してきたという金子は「金子の遅刻は目立つけど、阿諏訪の遅刻は消えていく」とむくれた。その後、単独ライブで販売したグッズ「もぎぼっこりストラップ」を作る過程を追った映像を上映。「もぎぼっこり」はKOCでも披露したコント「転校生」に登場する小道具。グッズ職人にインタビューしながらもコントのようなやり取りを繰り広げるうしろシティの2人の様子に、会場からは笑いがこぼれた。

また、4月からテレビのレギュラーが3本始まった彼ら。それぞれの番組のこぼれ話や、共演している芸人との交流について語ったほか、「バチバチエレキテる」（フジテレビ系）にて金子がフィーチャーされた企画「カワイイ言葉しりとり」の裏話なども明かされた。前回から空いた期間のできごとをひと通り振り返ると、阿諏訪が金子用に料理を用意するため厨房へ。“空豆のバーニャカウダ”と“手作りミートとバジルのタコライス”を試食した金子は「おいしい！」と素直な感想を述べた。

第2部は新作衣装を身にまとった金子のファッションショーで幕開け。細部まで見せるように客席をじっくりと回りながらステージへ向かった。阿諏訪は1回目、2回目との出来の差に「めちゃめちゃ成長してるね！」「ちゃんと服になってる！」と驚きの様子。観客の「かわいい～」という声に金子も「今までになかった反応！」と感動していた。肩や裾にいくつか取り付けられたリンゴのぬいぐるみがポイントだということで、金子はこの洋服に「リンゴ農園を走り抜けたら」と命名。余っていたリンゴは観客にプレゼントすることになり、阿諏訪が「いる!? 3年後くらいにタンスの奥から出てくるやつだよ？」と疑問を投げかける中、争奪戦のジャンケンが繰り広げられた。

最後に来場者からのアンケートをもとにした「うしろシティ兄さん」への悩み相談のコーナーを実施。「仕事をやめたい」という悩みに対しては退職理由を考え、「『めんどくせえ』は？」という金子の提案を発端に、ミニコントを展開し会場を沸かせた。また、「同じ値段のTシャツとズボンどちらを買えばいいか」という悩みには、「Tシャツ縫ってズボン買うか、ズボン縫ってTシャツ買うか」と裁縫男子ならではの発想で回答。「俺だったらズボン買う」（金子）、「上のほうが縫いやすいからね」（阿諏訪）とアドバイスした。

阿諏訪プロデュースの料理もほとんど完売し、ライブは大盛況のうちに終演。うしろシティからはweb★1週間にて新たな展開も予告された。なお、うしろシティは7月3日にDVD「うしろシティ単独ライブ『アメリカンショートヘア』」を発売する。