本作は2012年1月から2013年3月までの漫才総決算。テーマは国際情勢から政治経済、スポーツ、芸能まで多岐にわたる。本作の予告映像もYouTubeのコンテンツリーグ公式チャンネルに掲載されている。
本作のネタ作りについて尋ねると、田中は「ありとあらゆるネタをバラバラに5~60個作る。そこから順番を決める」と回答。太田は「今年は年が明けてから収録した新ネタが多い。前の年のことは、年が明けると急に古くなっちゃう」と告げ、田中も「タイタンライブでやった漫才を使ったりもするけど、今年はそれが約1割。この作品のために作るほうが圧倒的に多かった」と明かした。
ネタ選びのポイントに関して「長尺のネタには普遍的なものを入れる」と話す太田に、田中も「ツカミは旬でニュース性のがあるほうが、お客さんをツカみやすい」と補足。長尺漫才のラストを締める“畳み掛け”についても、太田は「ダーッと上がったまま終わるのが一番綺麗」と理想のスタイルを語った。
昨年2012年12月、太田が声帯ポリープ、田中が扁桃腺の除去手術をそれぞれ実施。喉の調子について、太田は「ずいぶん変わりました。未だにこの声に慣れてない。たけしさんや談志師匠のモノマネをやりにくくなった」と話す一方、「ただ『あ、これはできる』という幅はあって。高い声が出るようになった」と芸風の変化を告白した。
コンビ結成25周年を迎えた2人。太田が「前はもっときっちりキメキメでネタを作っていた」と話すと、今後の漫才に関して「ちょっとずつ変わってくるのでは。ザックリした部分が増えていくかも知れない。初期の漫才に比べれば、俺や田中のキャラクターがお客さんに浸透してる。田中が猫やスイーツを好きだったり。“遊び”みたいな部分を許容してくれて、それを慎重に広げていくと、もうちょっと楽になるかな」と展望を述べる。
田中は「本来は僕のほうが非常識。『田中が実はまともじゃない』というのがアドリブみたいに出たときに、ホッとして笑える部分もあると思う。うまくそこを織り交ぜてやっていければ」と太田の意見に同調。最後に「もうすぐ歳も50ですから(笑)。スピードが遅くなったり落ち着いたり、そう意識はしてないですけど、自然となってくるだろうなぁ、という気はしています」としみじみ語った。
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