綾部が演じているのは、謎の天才科学者・松井十一。ドラマでは、絶対に証拠が残らない完全犯罪が可能な毒を必要とする人たちに配る松井と、彼を追う刑事たちの姿を描いている。監督からすべての出演シーンを撮り終えたことを伝えられた綾部は「やだよー、終わりたくないよー。続きやろうよー」とリクエスト。一緒に頑張った共演者やスタッフとの別れを名残惜しんだ。
共演した千葉健介刑事役の渡辺いっけいから花束が渡されると、周囲のスタッフからは大きな拍手が。綾部は「連ドラ初主演をやらせていただいて、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。まさか最後の1カットがこんなどこかわからない高架橋の下になるとは思っていませんでしたが(笑)。また明日から普通の若手芸人として、ひな壇に戻りたいと思います。みなさん、ありがとうございました!」と最後の挨拶をした。
9月から約3カ月にわたる収録に、綾部は「3カ月ですか? そんな実感がないくらいアッという間でした。すごく勝手ながら楽しくやらせていただきましたね。本当にいい経験をさせてもらいました」と回想。「シリアスな内容ではあるんですけど、楽しい現場になってほしいなって。みなさん、映画とかドラマをやってらっしゃる方たちですから『綾部、いい芝居するな』って思われるより、やっぱり僕は芸人なので、3カ月経ったときに『綾部、面白かったな』って思われたいという欲を持ってしまいました。僕自身も楽しんでできたので、すごくいい現場だったなって思っています」とこれまでの思いを語った。
また、「読売テレビさんとパート2か劇場版の話をしたい」と続編への意欲も満々。「やっぱり赤川次郎先生の本が面白いですし、脚本や映像、監督も素晴らしいですから。自分が出ているからというわけではなく、まったく携わっていなくても『このドラマ、面白いよね』って言っていたと思う」と作品を絶賛した。さらに、今後挑戦したい役を聞かれると「松井十一の学生時代」と即答。「メチャクチャひょうきんで、明るい奴だったって話を。その松井が今の松井になってしまうところまでを演じたいですね」とストーリーを組み立てていた。
ドラマは今晩第9話「フリーターが暴力夫を殺すとき」が放送される。クライマックスが徐々に近づき、「僕が演じている松井十一がいったい何のために毒を配っているのか、どういう風に毒を作るようになったのか、今までみなさんが引っ掛かっていたいろいろな謎が明らかになっていくので、ハラハラドキドキしながら見ていただけるんじゃないかと思います」と見どころについてもコメント。物語のラストには衝撃の結末が待っているということで「『なるほど、そうか……』と思いました。マジで終わらせる気だな、そうはいかないぞって(笑)」と笑わせた。
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- 赤川次郎原作 毒<ポイズン> | 読売テレビ
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お笑いナタリー @owarai_natalie
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